2009年7月17日(金)
明日7月18日から、幕張メッセ 国際展示場 10・11ホールで“恐竜2009-砂漠の奇跡”が開催される。その内覧会が本日開催された。
“恐竜2009-砂漠の奇跡”は、近年明らかになった最新の恐竜研究の成果や、貴重な標本が展示される博覧会。皮膚やうろこ、筋肉が鮮明に残る恐竜ミイラ化石・ダコタや世界最大級の恐竜、ジャイアント・マメンキサウルス、ティランノサウルス類の最古の恐竜、グアンロンなどが一堂に展示される。全身骨格45体、総出展標本260点という壮大なスケールのイベントで、過去最大規模の恐竜博だ。またこの博覧会は、カプコンから8月1日に発売されるWii用ソフト『モンスターハンター3(トライ)』とコラボレーションをしており、『モンスターハンター』シリーズにちなんだ特設コーナーが設置されている。
内覧会には、本恐竜博を監修した群馬県立自然史博物館の長谷川善和館長や、デンバー自然科学博物館のケネス・カーペンター博士、カーネギー自然史博物館のマット・ラマンナ博士、中国科学院古脊椎動物古人類研究所の徐 星教授、マーマス研究財団のタイラー・ライソン代表、ノースダコタ地質調査所のジョン・ホーガンソン博士が出席し、参加した人々に、博覧会の見どころなどを紹介していた。以下に、展示されたものの中からいくつかをピックアップして掲載する。
恐竜学の最先端を研究している6名が、ガイドツアーを慣行。左上からラマンナ博士、徐 星教授、長谷川館長、カーペンター博士、タイラー代表、ホーガンソン博士。 |
ギガントラプトルやファベイサウルスなど、日本で初公開となる恐竜も多数上陸。ホール狭しと並べられている様子は必見だ。 |
こちらのマメンキサウルスは、首の長さだけで16メートルはあるという巨大な種。科学的なデータに基づき骨格が復元された恐竜としては、世界最大級のものとなる。首の下を通れるだけでなく、希望者の中から抽選で、記念写真撮影もできる。 |
世界最大級の肉食恐竜、スピノサウルス。化石は第2次世界大戦中に空爆で失われてしまったが、この博覧会では、その姿を復元するプロジェクトが発足され、3年がかりで進められたという。カーペンター博士は会場で復元された姿を見て「あまりの大きさに驚いた」と語っていた。 |
会場は、ゴビ砂漠、ジュンガル盆地、サハラ砂漠、バッドランドなど、エリアごとにわかれており、各エリアでさまざまな恐竜が展示されている。他にも、日本で発見された化石やT-REXの模式標本CM-9380、恐竜ミイラ化石などを見ることが可能。写真では伝わらないその迫力を、ぜひ自分自身の目で確認してほしい。 |
“時空を超える恐竜!”では、ミクスト・リアリティという新技術を体感できる。キャノンが独自開発した手持ち型スコープを通して会場を見ると、現実空間に立体的なCGの恐竜が出現。まるで目の前にトリケラトプスが実在しているかのような、不思議な空間を感じられる。 |
会場内には、パレオガーデンカフェとディノカフェというカフェが用意されている。冷たいドリンクやソフトクリーム、ホットドッグ以外にお土産も購入できる。その他に、恐竜グッズや化石などのグッズは、ディノショップで購入可能だ。充実の品揃えに、恐竜ファンもきっと満足できるだろう。 |
ディノショップ内にある『モンスターハンター3(トライ)』特設コーナーでは、ゲーム内に登場するラギアクルスの実物大頭骨標本を初公開。他にも、ゲーム開発スタッフが手がけた、スピノサウルスのCGムービーを特別に公開している。
こちらが初公開となる、ラギアクルスの実物大頭骨標本。その出来は、会場内に展示されていてもまったく違和感がないほどリアルだ。 |
こちらが開発スタッフが制作した、スピノサウルスのCGムービー。ゲーム中に登場するモンスターと比較しても、遜色がないほどの大きさを誇っている。 |
8月1日からは、『海竜ラギアクルス 化石フィギュア』が先行販売される。なおレジでは、各日先着50名の希望者に、会場限定のラギアクルス“ラギィ”キーホルダーがプレゼントされるというので、ファンは足を運んでみては? |
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