大相撲初場所初日(12日、両国国技館)NHKでテレビ解説を務めた北の富士勝昭氏(77)=元横綱=が、2場所連続44度目の優勝を狙う横綱白鵬(34)に苦言を呈した。
白鵬は先月24日、43度目の優勝を飾った九州場所後に目標に掲げた優勝50度への思いを問われ、「東京五輪が終わったら目標を失うのが目に見えていた。50回の大台がモチベーションにあれば、五輪後もやっていける」と語った。
北の富士氏はこの発言について「よく意味がわからない」と困惑。「目標を定めていくことは大事だが、あとは内容。張り手、張り差しが目につく。大横綱にふさわしい相撲を目指すべき。もう優勝はいい。誰も抜く者はいない」と提案した。