準備中車両が脱線 JR九州・中間―直方間、終日運転見合わせ
18日午前5時20分ごろ、福岡県直方市のJR九州の車両基地から直方駅のホームに向かっていた車両が脱線した。客の乗車前で、けが人はいなかった。脱線の影響で福北ゆたか線の中間(中間市)―直方(直方市)間の上下線で終日運転を見合わせるなどし、約3万人に影響が出た。
JR九州によると、脱線車両は若松行きの普通列車として使用するため車両基地から直方駅のホームに移動させていた。運転手が停止位置を誤り基地内の車止めに衝突、衝撃で脱線した。隣に上り線(折尾方面行き)があり、上下線とも運転を見合わせ。入れ替え作業をしていた他の車両1台に、脱線した車両との接触痕が見つかったという。運輸安全委員会が19日に現地で調査する。
中間―直方間では、午前10時半ごろからバスによる振り替え輸送が行われた。19日は始発から運行する予定。