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四国ILplus/香川、年間総合V王手 高知にサヨナラ勝ち CS第1戦

2021/09/25 09:22

【香川―高知】9回裏香川2死二、三塁、サヨナラ打を放った冨田(中央奥)がナインと歓喜の輪をつくる=レクザムスタジアム
【香川―高知】9回裏香川2死二、三塁、サヨナラ打を放った冨田(中央奥)がナインと歓喜の輪をつくる=レクザムスタジアム

【香川―高知】相手打線を完封した香川の近藤壱=レクザムスタジアム
【香川―高知】相手打線を完封した香川の近藤壱=レクザムスタジアム


 四国アイランドリーグplus・2021年シーズンの年間総合優勝を争うチャンピオンシップ(CS)は24日、高松市生島町のレクザムスタジアムで開幕して第1戦が行われた。前期優勝の香川オリーブガイナーズは、後期優勝の高知ファイティングドッグスに1―0でサヨナラ勝ちし、3年ぶり7度目の年間総合優勝に王手をかけた。CSは2勝先取(3回戦制)。第2戦は25日、高知球場に舞台を移し、午後4時にプレーボールとなる。予告先発は香川が右腕林亮太、高知が左腕山崎と発表された。第3戦があれば、再びレクザムスタジアムに戻る。

 ▽レクザムスタジアム
高 知(後期優勝)
 000000000―0 
 000000001x―1 
香 川(前期優勝)
▽勝 近藤壱
▽敗 藤井
▽盗塁 川上、田代▽失策 大下、宝楽▽暴投 藤井2
▽試合時間 3時間7分

 【評】香川は0―0の九回2死から宝楽、堀北の連打と暴投で二、三塁とし、冨田が中越えに決勝打を放った。先発の右腕近藤壱は125球、6安打2四球8三振で完封。最速147キロの直球にスライダーやフォークなど変化球を織り交ぜ、走者を背負っても最後までしのぎ続けた。

ガイなやつ 冨田が殊勲打 近藤壱完封
 劇的な幕切れが待っていた。香川は0―0の九回2死二、三塁、今季加入した22歳の3番冨田が真ん中に来た4球目のスライダーを捉え、定位置にいた中堅の頭を越すサヨナラ打を放った。「つないでくれた先輩を絶対にかえしたかった」。殊勲の背番号24は雄たけびを上げながら、駆け寄ってきたチームメートと歓喜の輪をつくった。

 打線は八回までに6安打して得点圏に6度も走者を進めながら、150キロ超えの直球や多彩な変化球を操る高知の右腕藤井(元広島)に対し、あと一本が出なかった。それでも九回は2死から宝楽が「何とかつないで相手に重圧をかける」と中前打で出塁。堀北も「気持ちで打った」と内野安打で続き、冨田の一打を呼び込んだ。

 緊迫した投手戦で藤井に投げ勝った近藤壱も勝利の立役者。一、二回は得点圏に走者を背負ったが、三回以降は二塁を踏ませない投球。七回2死で8番の痛烈な打球を左足に受けたが、「逆に気持ちが入った」と意に介さず、最後までスコアボードに「0」を並べた。

 2勝先取の短期決戦の流れを左右する第1戦を最高に盛り上がる形で制し、近藤監督は「素晴らしいの一言。本当に選手たちがよくやった」と称賛した。苦しんだ後期を最後は5連勝で締めくくった勢いがCSにも表れている。敵地での第2戦に向け、冨田は「明日も勝って、年間総合優勝を決めたい」と宣言した。

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