〝本州一早い〟返上? 5月の「海水浴場開き」7月に変更へ、代わりにエアショー…和歌山・白浜

 「本州一早い」を売り物に毎年5月3日に実施していた白良浜での「海水浴場開き」(白浜観光協会主催)について白浜町は、今年から7月の3連休初日に変更し、代わりに5月3日はエアショーを行うことを決めた。そのための事業補助金100万円を28日発表した平成29年度一般会計当初予算案に盛り込んだ。今年の海水浴場開きは15日に実施する。

 海水浴場を開設する際、県条例で「水難救助を行うために必要な知識および能力を有する者を備えること」と規定されている。同町は12年から5月3日に海水浴場開きをしてきたが、ライフセーバーや警備員は海水浴客が増える7月の3連休からしか配置しておらず、県公安委員会から警備員などを配置するよう求められていたという。

 5月3日のエアショーは、曲技飛行家で昨年のレッドブル・エアレース千葉大会で優勝した室屋義秀さん(44)が、白良浜上空で15分の曲技飛行を2回行う。

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 同町の29年度一般会計当初予算案は111億1700万円。当初予算案など29議案を、1日開会する3月定例議会に提案する。

 主な新規事業は、白良浜周辺の海岸を一体的に利活用するための計画策定事業費500万円▽JR白浜駅にエレベーターを設置するなどバリアフリー化するための調査委託料970万円▽白浜学童保育所建設事業費8400万円-など。

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