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入管・難民問題

国外退去処分になった外国人の入国管理施設での扱いが注目を集めています。難⺠に厳しいと言われる日本。人権は守られている︖

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入管女性死亡でビデオ映像開示 遺族「動物のように扱われていた」

スリランカ人女性、ウィシュマ・サンダマリさんが死亡した問題で、入管庁のビデオの一部を視聴した後、取材に応じて涙を流す妹ワユミさん(右)とポールニマさん=東京都千代田区で2021年8月12日午後4時56分、小川昌宏撮影
スリランカ人女性、ウィシュマ・サンダマリさんが死亡した問題で、入管庁のビデオの一部を視聴した後、取材に応じて涙を流す妹ワユミさん(右)とポールニマさん=東京都千代田区で2021年8月12日午後4時56分、小川昌宏撮影

 名古屋出入国在留管理局(名古屋市)に収容されていたスリランカ人女性、ウィシュマ・サンダマリさん(当時33歳)が3月に死亡した問題で、出入国在留管理庁は12日、ウィシュマさんが映った施設内の監視カメラ映像を遺族に開示した。遺族側は「動物のように扱われていた」と感想を述べた。

 遺族によると、この日、上川陽子法相や入管庁の佐々木聖子長官から直接謝罪を受けた。入管庁幹部から10日の最終報告について説明され、映像を視聴したという。

 入管庁によると、映像は約2時間で、2月22日から死亡した3月6日までの経過を抜粋。2月26日の映像にはウィシュマさんがベッドから落下したものの、看守が元に戻すことができず、床にとどめ置かれた状況が収められていた。

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