NHKやらせ指摘問題

「クロ現」一部誤り認める「『ブローカー活動拠点』は裏付け不十分」…やらせ疑惑は「検証続行」

【NHKやらせ指摘問題】「クロ現」一部誤り認める「『ブローカー活動拠点』は裏付け不十分」…やらせ疑惑は「検証続行」
【NHKやらせ指摘問題】「クロ現」一部誤り認める「『ブローカー活動拠点』は裏付け不十分」…やらせ疑惑は「検証続行」
その他の写真を見る (1/4枚)

 NHKの報道番組「クローズアップ現代」でやらせがあったと指摘されている問題で、NHKは9日、中間報告を発表し、番組内で大阪市内のビル一室を「ブローカーの活動拠点」とコメントしたことについて、「裏付けが不十分だった」と誤りを認めた。一方、記者の指示によるやらせについては関係者の話が食い違っており、今後も検証を続けるという。

 問題となっているのは、昨年5月14日に放送された「追跡出家詐欺~狙われる宗教法人~」。ブローカーを介した多重債務者が、出家して名前を変えることで融資などをだまし取る手口を紹介。週刊文春は今年3月、番組内で詐欺に関わるブローカーとして匿名で紹介された大阪府内の男性が「記者に頼まれて架空の人物を演じた」と証言する内容の記事を掲載した。

 男性は今月1日、「ブローカーをしたことはなく、犯罪者のように放送されたことに憤りを感じる」として、NHKに訂正報道を求めていた。

会員限定記事会員サービス詳細