富士山世界遺産センター初代館長に遠山敦子元文科相 静岡

静岡県富士山世界遺産センターの初代館長に決まり、抱負を述べる遠山敦子氏=24日、静岡県庁(田中万紀撮影)
静岡県富士山世界遺産センターの初代館長に決まり、抱負を述べる遠山敦子氏=24日、静岡県庁(田中万紀撮影)

 県は24日、世界文化遺産・富士山の情報発信拠点として12月23日に開館する県富士山世界遺産センター(富士宮市)の初代館長に遠山敦子元文部科学相(78)を充てる人事を決めた。12月1日付で就任する。

 遠山氏は静岡高出身で東大法学部卒。文化庁長官や文科相を経て、平成24年から富士山を世界遺産にする国民会議(現富士山世界遺産国民会議)の理事長を務めた。現在は富士山世界文化遺産学術委員会の委員長を務める。

 この日、県庁で記者会見した遠山氏は「富士山に関わる仕事をできることを光栄に思い、引き受けた。最善を尽くして、県民が喜び誇りに思い、願わくは世界の人々に『日本に行ったらあのセンターに行こう』と思ってもらえるような施設に仕上げていきたい」と抱負を述べた。

会員限定記事会員サービス詳細