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中日松葉 本拠地9度目で初黒星 6回先頭出塁させ悔やむ

2021年4月1日 06時00分

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4回表1死一、二塁、巨人大城を二ゴロ併殺に打ち取った中日松葉

4回表1死一、二塁、巨人大城を二ゴロ併殺に打ち取った中日松葉

◇1日 中日1―3巨人(バンテリンドームナゴヤ)
 負けない左腕に初めて土が付いた。2019年途中にオリックスからトレード移籍した中日先発の松葉貴大投手(30)が8戦目、古巣を含めて9度目のバンテリンドームナゴヤで初黒星を喫した。今季初のカード勝ち越しも消え、背番号38は悔しい現実を受け止めるしかなかった。
 「立ち上がりは緊張していましたが、落ち着いて自分らしい投球ができたと思います。6回に唯一先頭打者を出してしまい、粘ることができませんでした」
 テンポの良さを売りに5回まで無失点。6回に打順3巡目となり、リーグ屈指の強力打線につかまった。先頭ウィーラーに左中間への二塁打を許すと、続く坂本の遊ゴロを京田がトンネル。無死一、二塁と傷口が広がった。味方のミスを帳消しにするには抑えるしかない。昨季2冠王の岡本和との対決。1、2打席目はともに内角中心の配球で打ちとった。3度目も強気に内角を攻めて追い込む。カウント2ー2からの勝負球は外角低めへの139キロ変化球。併殺狙いの1球だったが、3年連続30発の大砲に右打ちで対応された。右中間へはじき返され、一走・坂本に決勝のホームを踏まれた。
 開幕ローテ最後の椅子に滑り込んだ。オープン戦は1試合登板のみ。しかも中継ぎの2イニングだった。第6の男の指名は本拠地との相性の良さが大きく働いたに違いない。ルーキーイヤーの13年に初登板(当時オリックス)、中日移籍後は19年1試合、昨季6試合。計3勝無敗で昨季に限れば防御率1・34と安定感は抜群だった。
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