スバル、群馬の完成車など3工場稼働停止 死亡事故で
SUBARU(スバル)が群馬県太田市と同大泉町にある完成車や部品を製造する3工場の稼働を停止したことが16日分かった。13日夕方に完成車を作る矢島工場(太田市)で発生した従業員の死亡事故を受けて、関連する工場も含めて設備を確認しているほか、遺族や従業員への配慮を優先するためという。
稼働を停止しているのは群馬製作所の本工場(太田市)、矢島工場、大泉工場(大泉町)の3つ。本工場と矢島工場ではワゴンの「レヴォーグ」などの完成車を製造している。大泉工場ではエンジンや変速機を生産する。いずれも国内の主力拠点だ。16日現在で稼働再開のスケジュールは未定だという。
13日夕方、崩れた金型の下敷きになった従業員が死亡する事故が矢島工場内で発生した。スバル広報部は「亡くなった従業員の遺族や工場で働く従業員に時間をかけて寄り添うことを最優先している。設備の安全確認も進めている」と説明した。
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