ホンダ「シビックCVCC」、20世紀の優秀技術車に
2000.03.28 自動車ニュースホンダ「シビックCVCC」、20世紀の優秀技術車に(3/28)
本田技研工業は24日、米国の排ガス規制「マスキー法75年規制」を世界で始めてクリアした「シビックCVCC」が、米国自動車技術者協会(SAE)の「20世紀優秀技術車」に選ばれたと発表した。
この賞は、SAEが20世紀の各年代毎に自動車技術の発展に貢献したモデルを選出したもの。「T型フォード」(1900年代)、「フォルクスワーゲンビートル」(1940年代)など、自動車史に残る車が選ばれている中で、シビックは1970年代の最優秀車という栄誉を獲得した。日本車としては唯一の受賞となる。
同車は1973年に発売。エンジン燃焼室内の混合気に故意にムラを発生させ、排気を浄化を図ったCVCC(Compound Vortex Controlled Combustion=複合渦流調速燃焼方式)を採用したモデルだった。
トヨタではなく日産でもなく、ホンダのシビックが受賞というのが興味深い。本田宗一郎の技術に対する情熱が伝わった、ということなのでしょうか。(WebCG 有吉)