衆院解散

新党「非自民なら協力も」「18区は候補一本化」 民進県連大会で本村賢太郎新代表 神奈川

 新党結成を目指す後藤祐一衆院議員(16区)の民進党神奈川県連代表辞任を受けた同党県連臨時大会が23日、神奈川県横浜市内で開かれ、本村賢太郎衆院議員(比例南関東ブロック)が新代表に就任した。就任後の記者会見で本村代表は新党について、「現段階では与党色が強いと感じる」としながらも、「新党が非自民を打ち出すのならば、協力する」と述べるなど柔軟に対応する方針を示した。党執行部は離党者に対し、刺客擁立を視野に入れており、党県連の対応が注目されそうだ。

 本村氏は会見で、新党入りを目指す地方議員や(衆院小選挙区からの出馬を目指す)総支部長が複数いると明かしたうえで、「民進党に残るのか、新党入りを目指すのか早期に決断してもらいたい」と迫った。

 また、自民現職の山際大志郎衆院議員に対し、民進元職の三村和也氏、自由元職の樋高剛氏らが出馬を予定している18区に関しては、「(三村氏と樋高氏について)候補者一本化の取り組みを進めたい。一本化すれば勝機が見えてくる」とし、「10月の初旬までに一本化を決めたい」と語った。

 自民現職の田中和徳衆院議員に対し、民進新人の市川佳子氏と共産現職の畑野君枝衆院議員(比例南関東ブロック)が出馬を目指す10区では、「市川氏で戦っていく。取り下げる事はない」と述べ、野党共闘の考えがないことを強調した。 

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