ハロー！プロジェクト研修生出身の7人組アイドルグループ・アップアップガールズ(仮)が、27日、東京・汐留AXで、ライブイベント『黒船公演 ザ・ファイナル〜アプガの夜明けは近いぜよ〜』を開催した。この夏だけで新曲10曲を制作することを目標に活動している彼女たち。このライブでも新曲4曲を一気に初披露した。

　この日のステージでは、彼女たちのトレードマークである、大きな(仮)マークのTシャツではなく、女の子っぽい可憐な衣装で登場。ファンを魅了した中、『マーブルヒーロー』からスタート。まるで戦隊もののような振付が印象的なナンバーだ。すでに、仮盤のCDがリリースされていたり、先日のライブでも披露されていることもあり、冒頭から一気に盛り上がった。

　続いて『You’re the best』『イチバンガールズ！』と、この日初披露の新曲を連続で歌った。『You’re the best』は、メンバーの新井愛瞳が特にお気に入りと話す。「最初に『キンコンカンコーン』という音が入っていて『学校ものキター！』って思いました。テンション上がりました」

　その後、『アッパーカット！』『バレバレI LOVE YOU』と、ライブでおなじみの人気ナンバーが続き、場内は一気にヒートアップ。

　そして後半で『ストレラ！〜Straight Up!〜』『End Of The Season』と、またも新曲を連続で初披露した。森咲樹は『ストレラ！』について、「お人形のようなダンスが可愛くてお気に入り。歌詞も前向きでさわやかで大好きです」とアピールした。

　さて、この日のライブのタイトルにある『黒船公演』とは、振付師の竹中夏海によるプロデュース公演。竹中が選んだ衣装と楽曲で行う特別ライブだ。昨年からスタートした同公演も、今回がラストとなった。

　ちょうど一年前の夏も同じ会場で『黒船公演』を行っている彼女たち、「昨年の夏は後ろの方が空いていましたが、こんなふうに満員の中でやれるようになって嬉しいです」と、仙石みなみは感慨深そうに話した。

　また「黒船公演にはつらかった思い出も」と話すのは佐藤綾乃。今年初めにオリジナル曲を歌い始める前は、ハロプロの先輩の楽曲をカバーしていた彼女たちだが、7人の中で研修生になったのが最後だった佐藤は、「最初、みんなより知っている曲が少なくて、追いつくのに大変でした」。時には涙することもあったというが、「それを乗り越えて、今、このステージに立てていることが嬉しい」と話す。ミニライブ終了後は、握手会を行い、ファンと交流した。

　アップアップガールズ(仮)は、来月2日、東京・代官山UNITで初の単独ライブ『アップアップガールズ(仮) 1st LIVE代官山決戦(仮)』を開催する。この公演では、さらに未発表の新曲が披露される予定だ。

　またアップアップガールズ(仮)を輩出した「ハロプロ研修生」の新メンバーを募るオーディションが現在開催中。詳細はwebデ☆ビューのトップページから見ることができる。