「ドライブ・マイ・カー」の山本晃久プロデューサーが藤本賞受賞「世界的な評価と成功に導いた」

藤本賞を受賞した山本晃久プロデューサー 
藤本賞を受賞した山本晃久プロデューサー 

 映画製作者に贈られる第41回藤本賞の受賞者が31日、映画演劇文化協会から発表された。

 藤本賞には、今年の米アカデミー賞で日本映画13年ぶりの国際長編映画賞を受賞した「ドライブ・マイ・カー」(濱口竜介監督)を発案し、プロデュースした山本晃久氏が選出された。

 選考理由は「村上春樹の同名短編小説を濱口竜介監督の脚本と演出により見事に映像化した本作は、喪失と再生というテーマに取り組み、カンヌ国際映画祭脚本賞、米国アカデミー賞国際長編映画賞、日本アカデミー賞最優秀作品賞をはじめとする国内外の映画賞を受賞。世界の映画人から圧倒的に評価され、日本国内に於いても観客動員数80万人を超えるヒットとなった。本企画を発案、プロデュースし、世界的な評価と成功に導いたその功績により」としている。

 特別賞は、映画監督の庵野秀明氏とともに「シン・エヴァンゲリオン劇場版」を製作した緒方智幸氏が受賞。奨励賞には、「劇場版 呪術廻戦 0」のプロデュースチーム(松谷浩明氏、齋藤雅哉氏、池田亮太氏、村井佑梨羽氏、大塚学氏、瀬下恵介氏)が選出された。新人賞は、「東京リベンジャーズ」の岡田翔太プロデューサーに決定した。

 新型コロナウイルスの影響により授賞式は開催しないものの、各賞受賞者には、賞状や賞金が贈られる。

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