ラスクーム ピエール
犯罪社会学研究
37
(0),
77-86,
2012
刑務所,すなわち,刑事制裁としての拘禁罰の使用は,この2世紀の間に普遍的な方法となった.あらゆる政治体制において刑務所が使用されている.当然,その形態に差はあれ,収監にともなう自由剥奪と格印押しの原則は,すべての刑務所に共通している.筆者は,フーコー(M. Foucault)の分析を用いて,この施設の「成功」を明らかにする.また,刑務所は困難な政治的課題であり,これに対する批判もその改革も政治的…
DOI
Web Site