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津波Jアラート、71市町村で誤放送 消防庁近く改修へ

2010年3月10日13時26分

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 南米チリの大地震による津波の際、総務省消防庁の全国瞬時警報システム(J―ALERT)で誤報が流れた問題で、注意報が解除された地域に誤って注意報が流れたり、警報が出ている地域で改めて警報が放送されたりした自治体は71市町村に及ぶことが、総務省消防庁の調べでわかった。同庁は3月中にシステムを改修する予定。

 同庁が警報や注意報が出た自治体に調査したところ、津波注意報が解除されたのに誤って津波注意報が流れたのは、千葉県勝浦市、神奈川県小田原市、茅ケ崎市、静岡県下田市、三重県鳥羽市、宮崎県串間市の6市。1日午前8時40分に津波注意報が解除された際、防災無線から誤って津波注意報が流れた。

 同庁は09年3月、注意報の解除時に誤って注意報が発令されるというシステム上の問題に気づき、業者に改修させた。一斉に解除する時には問題はなかったが、今回のように段階的に解除していく時に誤報が出ることが新たにわかったという。

 警報が出ているのに改めて警報が流れたのは、これらの6市に、岩手県宮古市や神奈川県横須賀市などを加えた計71市町村。同庁は警報が何度も出ることについてはわかっていたが、警報が継続しているため問題はないと判断していたという。

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