NHK、取材メモ流出問題で経営広報番組「どーも、NHK」も謝罪「あってはならない…深くお詫び」

[ 2023年12月2日 08:55 ]

「どーも、NHK」のX公式アカウント(@nhk_domo_nhk)から

 NHKは1日、取材メモの流出の事実を認め、謝罪したことを受け、同局の経営広報番組「どーも、NHK」のX(旧ツイッター)の公式アカウントでも謝罪した。

 同局は公式サイトに「取材に関する情報の流出について」と題して文書を掲載。「NHKの記者が、先月、取材したインタビューの内容メモなどが、インターネット上に流出したことが分かりました。この内容メモに接することができる人物の中から流出させた者の特定を進めた結果、NHKの子会社が契約している派遣スタッフが、きょう、自分が流出させたと認めました」と社内調査の結果を報告。派遣スタッフが情報流出の事実を認めたと発表した。

 この派遣スタッフは「大変なことをしてしまい、申し訳ありません」と話しているとし、NHKとして「インタビューに協力していただいた方に、お詫びいたしました」とした。

 同局は改めて「取材に関わる情報が外部に流出したことは、取材対象者との信頼関係を損なうだけでなく、NHKに対する視聴者の皆さまからの信頼を損なう、あってはならないことで、深くお詫び申し上げます。事実関係をさらに調査したうえで、厳正に対処してまいります。また、管理体制を強化するなど再発防止策をとりまとめ、信頼の回復に努めます」と謝罪の言葉とともに、再発防止策についても言及した。

 これを受け、「どーも、NHK」のX公式アカウントでは、「NHKの記者が、先月、取材したインタビューの内容メモなどが、インターネット上に流出したことが分かりました」とリリースを添付。「取材にある情報が外部に流出したことは、取材対象者との信頼関係を損なうだけでなく、NHKに対する視聴者の皆さまからの信頼を損なう、あってはならないことで、深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

 今回の情報流出を巡っては、この日、同局報道局記者が作成した取材の企画案や取材メモが記された文書が外部に流出した可能性があることが分かり、X(旧ツイッター)上では、流出したとみられる文書が拡散されていた。広報局は「ご指摘の内容は把握しており、現在、事実関係を確認中」としていた。X上で拡散されている文書は、インターネット上の誹謗中傷問題を取り上げる取材の企画概要や、取材対象者へのインタビューの文字起こししたもの。いずれも「文書種別」の項目に「連絡メール」と記載され、企画概要には「放送希望」「12月1日 『首都圏ネットワーク』で5分程度」と記されていた。

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