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普天間移設、勝連沖も選択肢 平野長官、民主県連に伝達

2010年3月15日4時20分

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 平野博文官房長官が、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先として、米軍ホワイト・ビーチ(同県うるま市)のある勝連(かつれん)半島(与勝半島)の沖合を検討していることを民主党沖縄県連側に伝えていたことがわかった。喜納昌吉県連代表が14日、那覇市で記者団に明らかにした。

 喜納氏によると、平野氏は10日、首相官邸で勝連沖案に言及。地元漁協が反対していないなどを理由に「持っていきやすい」と述べたという。さらに、空自の戦闘機や海自の哨戒機が使用する那覇基地(那覇空港)の自衛隊機能も勝連沖に集約する構想を明かしたという。

 関係者によると、勝連半島の沖合に、滑走路や港湾施設を備えた人工島を造成する構想とみられる。

 鳩山政権は移設先として米軍キャンプ・シュワブ(同県名護市など)陸上案を軸に検討を進めているが、勝連沖案も有力な選択肢となる可能性がある。ただ、勝連沖案は過去に検討されて見送られた経緯があり、実現には高いハードルがある。

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