東京マラソン財団は12日、東京都内で理事会を開き、東京マラソンの開催日を2019年大会から3月の第1日曜日に変更することを決めた。新天皇の即位に伴い、2020年から天皇誕生日が2月23日になることを受けての措置。
これまで東京マラソンは2月の最終日曜日に開催してきたが、フィニッシュ地点であるJR東京駅前の行幸通り周辺では会場の設営に2日、撤去に1日が必要で、これらの期間が天皇誕生日と重なるケースが出てくる。天皇誕生日には皇居で一般参賀などが行われ、近くの行幸通り周囲を交通規制して会場設営したり、警備態勢を確保したりすることが困難になるという事情がある。
同財団は気象条件や他のワールド・マラソン・メジャーズの大会日程などを踏まえ、開催日を3月の第1日曜日に変更。沿道住民や他のイベントへの影響を考慮して、早めの周知を図り、2019年から新たな日程で大会を実施する。