小僧寿しの前期、15億円の最終赤字に 減損で黒字予想から一転
小僧寿し(JQ、9973)は11日、2018年12月期(前期)の最終損益が15億円の赤字(前の期は4億8200万円の赤字)になったと発表した。1500万円の黒字を見込んでいた従来予想から一転、大幅な赤字に転落した。18年6月に子会社化した企業ののれんや、業務統合システムについて減損損失を計上したことが響く。
売上高は前の期比8%増の58億円と従来予想から2億8000万円上振れした。営業損益は4億9100万円の赤字(前の期は3億5200万円の赤字)と、従来予想(1100万円の黒字)から大幅赤字となった。買収効果で売上高は想定を上回ったが、海産物の原材料価格の高騰や人件費の上昇が重荷になった。
同社は併せて、株主優待制度の廃止も発表した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕