お笑い芸人・ヒコロヒーが脚本を手がける、テレビ朝日配信ドラマ『お前によろしく』の主要キャストとして、佐津川愛美、宮下かな子、松村沙友理、大西礼芳がホステス役で出演することが24日、発表された。

【写真】その他の写真を見る

　同作は、テレビ朝日公式YouTubeチャンネル「動画、はじめてみました」と、同局配信プラットフォーム「TELASA」による共同ドラマで、両サイトで30日より第1話と第2話の配信がスタートする（全5話）。ヒコロヒーがドラマ初脚本を手がける本格サスペンス。

　仲間の1人が謎の死を遂げたことから、仲良しだったはずのホステス4人（佐津川、宮下、松村、大西）の奥底にひそむ嫉妬（しっと）や狂気が明らかになる…。撮影現場を見学したヒコロヒーは「すごくバランスのいい4人をそろえてくださったな、という印象です」と大満足のキャスティングが実現した。

　佐津川は、女優として成功を収めつつも、いまだホステスとして籍を置き続けている“はすっぱな女”香台まりこ（ほんだい・まりこ）役で、物語冒頭で謎の死を遂げるキーパーソンとなる。一方、宮下は、昼間は一般企業で事務職をしながら、夜はホステスとして働いている松中エミ役で、一見穏やかで常識的だが実は気性が荒いという二面性を持つキャラクターを体当たりで演じる。

　また、乃木坂46の元メンバーで、1月クール『愛しい嘘〜優しい闇〜』の超絶イジワル女子役で新境地を開拓した松村は、マウントをとりがちなホステス・高村志帆役。見た目はかわいいけれど、芸能界の仕事＆女友だちゼロという残念女子を小悪魔要素たっぷりに体現。そして大西は、元ヤンの美人ホステス・菅井優香を豪快に表現し、どうにも憎めない役柄となる。

　このほか、クラブに足しげく通うワケあり政治家・松居丈太郎役で、映画『カメラを止めるな！』の監督役で脚光を浴びた濱津隆之が出演するほか、尾上寛之がその秘書役となるなど、粒ぞろいの男性キャストも注目。さらに、ドラマ制作のきっかけとなった番組『まんが未知』（毎週水曜　深1：56）から、MCの岩井勇気（ハライチ）と花澤香菜がドラマに登場することも決定。

　音楽は、女性ソロシンガーの伶が主題歌「Butterfly」を提供するほか、『宇宙戦隊キュウレンジャー』『魔進戦隊キラメイジャー』のオープニング主題歌の作曲を手がけたKoTaが劇伴を担当する。

■ヒコロヒー（脚本） コメント
　撮影2日目に現場を見学させていただき、ホステスを演じてくださる主要キャストの皆さんともごあいさつさせていただきましたが、すごくバランスのいい4人をそろえてくださったな、という印象です。

　まりこを演じる佐津川愛美さんとはプライベートでも仲がいいので、決定キャストを聞いたときは「出てくれるんや」ってビックリしました。いろんなお芝居ができる女優さんだと思うので、今回のめちゃくちゃ複雑なキャラクターをどう演じてくれるか楽しみですし、単純にモノを一緒に作れるのがうれしいです。

　エミ役の宮下かな子さんは、ビジュアルのイメージが一番ピッタリきました。現場でお話をさせていただいた時も一歩引いてる感じで、すごく“私が想像するエミ”っぽいな、と思いました。ホステスっぽい要素と迎合するものがあまりない宮下さんが、どんなふうにエミを演じてくれるか楽しみです。

　志帆役の松村沙友理さんはバラエティーで共演することも多いですが、今回の一見簡単そうで複雑な役をどう演じてくれるか、とても楽しみです。

　優香役の大西礼芳さんは、現場でお会いした時に「ホント、口が悪い台本ですよね」と明るく言ってくださったんですよ。実は、優香は私の地元の友達に一番多いタイプで、役名も私の友達の名前をそのまま採用したほど、リアルなキャラクターなんです。そんな“普通の元ヤン”を、大西さんはヘンに誇張することなく、すごく上手に演じてくれそうだなって思いました。

　今回、私はキャスティングには全然かんでないですけど、すごくバランスのいい4人をそろえてくださったな、という印象です。最終的に、私の想像とはまったく違う作品ができあがるような気もして、ワクワクしています。