全日空の国際線、中部空港がゼロ便に
全日本空輸(ANA)は3月29日から、中部国際空港(愛知県常滑市)を発着する香港便(週7便)と上海便(同)を運休する。復便時期は未定。中部空港を発着するANAの国際線が2005年の開港以来、初めてゼロ便となる。格安航空会社(LCC)の参入などが響き、インドネシアのガルーダ・インドネシア航空も中部―ジャカルタ便の運休を決めている。
ANAの担当者は「ビジネス利用が低迷し、ここ数年は収益性の厳しい状況が続いていた」と説明した。中国の航空会社やLCCの参入が相次ぎ、国際線の競争環境は厳しさを増していたという。香港線は大規模デモの影響もあり、昨年12月には一時運休を決めていた。
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