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【ハバナ=大月美佳】キューバ外務省は22日、米マイアミで19日にキューバと米国が対戦した野球の国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)の準決勝で、「敵意のある行為があった」として、地元当局に抗議する声明文を発表した。
発表によると、キューバ政府に抗議する人たちが試合中、グラウンドに3回乱入し、試合は一時中断した。また、選手やその家族、キューバ代表を応援する観客らに罵声を浴びせたり、物を投げつけたりした。声明文はこれらの行為について、「公然と行われることを許容し、扇動した」とマイアミ当局や政治家らを強く非難した。
マイアミにはキューバからの亡命者が多く、試合前から球場周辺で抗議活動が繰り広げられていた。