上海協力機構

中露、影響拡大狙う 首脳会議が開幕

中露と米国の対立
中露と米国の対立

 【青島市(中国山東省)河津啓介】中国とロシアを軸とする計8カ国で構成する上海協力機構(SCO)首脳会議が9日、中国山東省青島市で開幕した。習近平国家主席は夕食会であいさつし「地域の安全を守り、共同発展を促進し、グローバル統治を改善する重要な力だ」と役割を強調。西側の主要7カ国(G7)の結束に乱れが生じる中、中露が周辺国を取り込む形で米国に対抗し、影響力を広げる意図が鮮明になった。

 SCOは中露とインド、パキスタン、中央アジア4カ国で構成。加盟国の総人口は30億人を超え、世界人口の半数に迫る。エネルギー資源の豊富な国が多く、半数の4カ国が核兵器を保有する点も特徴と言える。

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