星稜・奥川、4回途中2失点5奪三振で降板 茨城国体で入場制限

入場制限がかかるフィーバーの中、先発して4回途中2失点で降板した星稜・奥川恭伸(カメラ・泉 貫太)
入場制限がかかるフィーバーの中、先発して4回途中2失点で降板した星稜・奥川恭伸(カメラ・泉 貫太)

◆茨城国体 ▽1回戦 智弁和歌山―星稜(29日・ノーブルホームスタジアム水戸)

 ドラフト1位候補の星稜・奥川恭伸投手(3年)が開幕戦の智弁和歌山戦に先発。4回途中6安打2失点で降板したが、最速150キロをマークし、5三振を奪った。

 今夏の甲子園で延長14回の死闘を演じた両校は、申し合わせで互いに木製バットを使用。奥川は3回1死一、二塁から、ドラフト候補・黒川史陽遊撃手(3年)の右前適時打で先制点を献上。この回3安打1死球で2点を失うと、4回2死で遊撃内野安打を許したたところで降板した。

 約2万人収容の球場では、外野芝生席に立ち見客があふれ、3回終了時に入場制限のアナウンスが響いた。最速150キロで5奪三振の右腕がマウンドに集まった内野陣とハイタッチし、ベンチに下がる際には温かい拍手が注がれた。

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