サザエさんオープニングに来月から三重の名所が! 単独紹介は初

 フジテレビ系の人気アニメ「サザエさん」(日曜午後6時半)のオープニングで10月から来年3月までの半年間、サザエさんが伊勢神宮(伊勢市)や鈴鹿サーキット(鈴鹿市)など県内の観光地を訪れる映像が流れることになった。これまで愛知、岐阜とともに東海地方として取り上げられたことはあったが、三重が単独で紹介されるのは初めて。県は「(伊勢志摩)サミット効果もあり、さらに三重の良さをアピールできる」と喜びを表している。

 県が26日、明らかにした。数年前からテレビ局側に打診していたという。映像では、サザエさんが熱気球でサミット会場周辺の英虞湾(志摩市)上空を飛ぶほか、サーキット内で高速で走ってきたF1マシンから降り、ヘルメットを脱ぐシーンなどで登場、三重の魅力を発信する内容だ。

 放送は10〜12月の「秋編」と、来年1〜3月の「冬編」で、秋編では伊勢神宮▽御在所ロープウエイ(菰野町)▽関宿(亀山市)▽鈴鹿サーキット▽赤目四十八滝(名張市)▽トロッコ電車(熊野市)▽御城番屋敷(松阪市)▽志摩自然学校(志摩市)▽英虞湾-の9カ所を訪れる映像を、おなじみの主題歌とともに放送する。冬編の内容は来年1月に公表される。

 観光地選択にあたっては、県職員と番組スタッフが県内約40カ所を事前視察しながら検討。秋編は、季節感なども踏まえて紅葉を背景にした御在所岳や四十八滝が紹介されることになった。アニメ番組は昭和44年にスタート。オープニングは49年からサザエさんが各地を旅行する形式になり、平成12年からは各県単独で半年間紹介するようになったという。

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