岸田首相、松本剛明元外相を寺田総務相の後任に起用へ

松本剛明元外相
松本剛明元外相

岸田文雄首相は20日、更迭した寺田稔総務相の後任に松本剛明元外相を起用する方針を固めた。首相は「21日午前中に速やかに発表したい」と語った。

首相は同日、寺田氏と首相公邸で面会し、提出された辞表を受理した。寺田氏は政治資金収支報告書の不適切な記載などが相次いで発覚しており、続投させれば、令和4年度第2次補正予算案など重要審議が控える今国会終盤の審議への影響は避けられないと判断した。

後任の松本氏は、自民党麻生派(志公会)に所属し、旧民主党政権で外相を務めた。63歳。衆院兵庫11区選出で当選8回。

寺田氏は衆院広島5区選出で当選6回。首相が率いる岸田派(宏池会)に所属し、昨年12月から首相補佐官を務め、今年8月の内閣改造で初入閣した。

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