五道(読み)ゴドウ

デジタル大辞泉 「五道」の意味・読み・例文・類語

ご‐どう〔‐ダウ〕【五道】

仏語。人が善悪の因によって行く五つ世界地獄餓鬼・畜生・人間・天上五悪趣五趣

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精選版 日本国語大辞典 「五道」の意味・読み・例文・類語

ご‐どう‥ダウ【五道】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。衆生が善悪の業因によっておもむく五種の世界。地獄・餓鬼・畜生・人間・天上の五つ。五趣。〔法華義疏(7C前)〕
    1. [初出の実例]「三宝加持の行ひに、五道の罪も消えぬべき」(出典:謡曲・舟橋(1430頃))

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世界大百科事典(旧版)内の五道の言及

【五道神】より

…中国民間の神の名。正しくは〈五道大神〉という。本来,仏教の五道すなわち天道・人道・餓鬼道・畜生道・地獄道を守護する神であったが,のちに中国化して,天下を巡行し人々の善悪を調べる冥界の役人,さらに死者の魂を〈城隍爺(じようこうや)〉(城隍廟)のもとに護送する神へと転化した。…

※「五道」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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