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精密検査でも大麻陽性反応 露鵬と白露山

2008年9月6日13時24分

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写真会見を終え、席を立つ露鵬と大嶽親方(左)=6日午後0時13分、東京都江東区清澄2丁目、中田徹撮影

写真白露山

 日本相撲協会の簡易尿検査で幕内の露鵬(28)=大嶽部屋=と十両の白露山(26)=北の湖部屋=が大麻に陽性反応を示した問題で、ドーピング検査の専門機関による精密検査でも大麻に陽性反応が出たことが6日、明らかになった。警視庁は、日本相撲協会からの正式な報告を受けて、再び両力士から事情を聴く方針。

 陽性反応が再度出たことから大麻使用の可能性は強まったことになるが、露鵬は東京都江東区の大嶽部屋で会見し、「自分は大麻をやったことはない。(陽性反応が出たことは)絶対信用しない。吸ったことはないです」と改めて否定した。

 両力士は、抜き打ちで行われた2日の簡易検査で陽性反応を示し、警視庁の事情聴取を受けた。簡易検査では誤って陽性反応が出る可能性もあるため、相撲協会は4日、世界反ドーピング機関から国内で唯一公認されている「三菱化学メディエンス」(東京都)へ精密検査を依頼していた。

 抜き打ち検査は幕内力士だった元若ノ鵬のガグロエフ・ソスラン容疑者(20)=ロシア出身=が大麻取締法違反(所持)の疑いで逮捕されたのを受け行われた。露鵬と白露山はロシア出身の実の兄弟で、ガグロエフ容疑者とも親しいが、ともに大麻の使用は否定しており、所属する部屋などの家宅捜索でも押収物はみつかっていない。白露山の師匠でもある日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱)は、精密検査で陽性反応が出ても別の機関で再検査を行う慎重な姿勢を示していた。

 一方、理事長らの対応に不満を持つ親方たちが呼びかけ相撲協会の幹部以外の親方衆が集まり、年寄会の臨時総会を6日午後開く。

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