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河井夫妻選挙違反事件

19年参院選を巡る大規模買収事件で、河井克行元法相と妻の案里元参院議員の有罪判決が確定。現金を受け取った地方議員に厳しい目が。

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広島県議会で13県議の審査会設置請求 河井夫妻事件で辞職せず

審査請求書を広島県議会の中本隆志議長(左から2人目)に手渡す民主県政会の犬童英徳県議=広島市中区で2021年3月4日午後1時29分、小山美砂撮影
審査請求書を広島県議会の中本隆志議長(左から2人目)に手渡す民主県政会の犬童英徳県議=広島市中区で2021年3月4日午後1時29分、小山美砂撮影

 2019年の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で、公職選挙法違反に問われた元法相の衆院議員、河井克行被告(57)=公判中=や妻の案里元参院議員(47)=有罪確定=から現金を受け取ったとされる広島県議13人について、県議会の2会派は4日、県政治倫理条例に基づく審査会の設置を中本隆志議長に請求した。検察当局が立件しなかった13人は全員が議員辞職しておらず、県議会として経緯の説明を求める考え。07年の条例制定以来、初めて審査会が設けられることになった。

 民主県政会(14人)と公明党議員団(6人)が連名で請求した。条例では県議が「公正を疑われるような金品の授受」をした場合、定数(64人)の6分の1以上かつ2会派以上の県議が請求すれば、審査会を設置できると定める。この日、犬童英徳県議(民主県政会)から審査請求書を手渡された中本議長は「時間をかけず、早期に開催したい」と述べた。

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