EXHIBITIONS

あしたのために あしたのジョー!展

-情熱的にあすを生き抜くために-

2021.01.16 - 03.31

© 高森朝雄・ちばてつや / 講談社

© 高森朝雄・ちばてつや / 講談社

© 高森朝雄・ちばてつや / 講談社

© 高森朝雄・ちばてつや / 講談社

© 高森朝雄・ちばてつや / 講談社

© 高森朝雄・ちばてつや / 講談社

© 高森朝雄・ちばてつや / 講談社

© 高森朝雄・ちばてつや / 講談社

© 高森朝雄・ちばてつや / 講談社

 1968年の連載開始から50年を経たいまも、国民的マンガ作品として世代を超えて愛されている『あしたのジョー』。その展覧会「あしたのために あしたのジョー!展」が世田谷文学館で開催される。

『あしたのジョー』(原作=高森朝雄、画=ちばてつや)は、1964年東京五輪の前後を時代背景とし、天涯孤独の主人公が、スポーツを通して成長する姿を描いたスポーツマンガの金字塔。

 ある日、少年院送りとなった矢吹丈のもとへ、「あしたのために」と題する拳闘指南のハガキが届き、ジョーはハガキをトレーナーに見立てて、言葉を肉体化するための訓練(シャドーボクシング)を開始する。ボクシングに「自らの命を燃え尽くすほどの情熱」を見出していくジョー。本作では登場人物たちの葛藤や生き様が、数々の名言とともに描かれ、読者の心を引きつける魅力のひとつとなっている。

 本展は、魂のスポーツマンガ『あしたのジョー』を通じ、心身ともに情熱的に明日を生きる術を紹介するもの。ジョーが師・丹下段平から叩き込まれた、プロのボクサーになるための極意「あしたのために1〜7」にちなんで7つの章で展示を構成し、ボクシングを通して成長していく主人公の姿を追いながら、『あしたのジョー』のストーリーを概観する。

 また、高森城(高森朝雄[梶原一騎]著作権継承者)と、ちばてつやが選ぶ名場面を、寄せられたメッセージとともに公開。『あしたのジョー』の原画と原稿の比較展示し、制作の舞台裏にも迫る。

 会場には、ジョーの永遠のライバル・力石徹の死を受けて、マンガ史上初めて執り行われた葬儀の様子を伝える展示や、「丹下拳闘クラブ」の特設イメージコーナーなども設置される。