河井事件が生んだ「新型」市長
◆「いまだにこんな土地があったのか」。元法相、河井克行被告夫妻による参院選の買収事件でイメージダウンを招いた広島県。舞台のひとつが人口2万8000人の内陸都市、安芸高田市だ。現金受領を認めた市長と市議3人が引責辞任、大きな傷痕を残した。
◆この小さな街がいま、急速に変わり始めている。きっかけは8月の市長選で地元出身で三菱UFJ銀行のアナリストだった石丸伸二氏が職を投げ打ち出馬、市政継続を訴えた前副市...
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