ジャパネットたかた、初出店を発表
通販大手のジャパネットたかた(長崎県佐世保市)は22日、同社初の店舗を福岡市内の商業施設「マリノアシティ福岡」に開設すると正式に発表した。撮影スタジオをイメージした店舗で、テレビショッピングのセットや演出を通じて商品の特長を体験できる。通販では味わえない買い物の体験を前面に出す狙いで、商品のモニターレンタルサービスも提供する。
店舗名は「ジャパネット レクリエーション ラボ」で、約300平方メートルの売り場には掃除機やキッチン家電、デジタル家電のほか一部のアウトレット商品も取り扱う。車の汚れなどを落とす高圧洗浄機の体験スペースを設けるほか、自宅やマリノアシティ内で商品を試すモニターサービスも展開する。併設する放送ブースからは実際の番組も発信する予定だ。
福岡地所が運営するアウトレットモールのマリノアシティが秋に約10店舗の新店を導入するリニューアルの中核店となる。マリノアシティは、衣料品以外のアウトレットにも注力しており、訪日客に人気の高い家電分野で集客力を向上する。ジャパネットは店頭での生の声を収集して通信販売にも生かす方針だ。
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