<昌平高校サッカー部飲酒事件>レギュラー選手含む5名の「飲酒発覚」でも公式戦に「継続参戦」…大甘処分に校内から批判の声

校長が演じた茶番

埼玉県屈指のスポーツ校として知られる昌平高校で不祥事が相次いでいる。

前編記事『<独自>野球部監督の体罰事件に続き…昌平高校サッカー部員が飲酒!警官に呼び止められるも逃走』でも紹介したように、野球部監督が部員への暴力で解任されたことに続き、新たにサッカー部員の飲酒が明らかになった。

9月18日(月・祝)、レギュラー選手を含む3年生3人が大宮の居酒屋で飲酒後、警察に呼び止められたが、逃走を図っていたのだ。

昌平高校サッカー部の躍進は目覚ましく、近年は毎年プロを輩出している。チームを率いる藤島崇之監督は「無名だった昌平高校を強豪校へと導いた名将」としてメディアに取り上げられることも多く、その指導を求めて全国からも選手が集まっている。今回飲酒が明らかになった選手もプロを夢見て地元を旅立った有望株だった。

「もともとは東和大昌平という校名で県大会にすら進めない弱小校でしたが、2007年に学校名を昌平に変え、青森山田中から藤島崇之監督を招いて強化を始めました。下部組織のジュニアユースチーム『FC LAVIDA』を設立して6年計画で強化するという育成が成功し、7年連続で高卒Jリーガーを輩出しています。

この成功を受け、他のスポーツにも力を入れるようになり、ラグビー、男子バレー、女子駅伝なども全国大会の常連です。そんな中でもサッカー部は別格の存在であり、悲願の日本一に向け、校内でも特別待遇を受けています。それは特待生の数にも表れており、ある学年は16名もの部員が学費全額免除の特待を受けております」(サッカー部の関係者)

昌平高校HPより
 

学校の顔でもあるサッカー部の不祥事を受け、校内は混乱状態に陥っているという

「9月20日(水)朝の職員朝礼で、生徒指導部長から経緯の説明と処分の発表があったそうです。当初、生徒指導部長は停学3日と発表しましたが、校長から『それでは軽いのではないか』との指摘があり、5日になったとのことです。もっとも、これは茶番。事前に校長と生徒指導部長は打ち合わせをしており、批判の声をかわすために、こうした演出をしたようです」(昌平高校の関係者)

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