【香川―愛媛】試合終了後、捕手の高島と笑顔で声を掛け合う完封勝利した香川先発の原田(左)=レクザムスタジアム
四国アイランドリーグplusは30日、高松市生島町のレクザムスタジアムなどで2試合があった。最下位の香川オリーブガイナーズは3位の愛媛マンダリンパイレーツに3―0で快勝し、連敗を2で止めた。通算成績は5勝3分け9敗。
香川は、先発の右腕原田が被安打3で初の完封勝利。四回まで無安打に抑え、五回以降も切れのある直曲球を低めに集めて得点を許さなかった。 打線は初回、岡村の中前打などでつくった2死三塁から失策絡みで先制。四回は中村の適時打などで2点を追加した。
▽レクザムスタジアム
愛 媛000000000―0
香 川10020000×―3
▽勝 原田5試合2勝1敗
▽敗 西村4試合1敗
▽三塁打 白方▽二塁打 四ツ谷、佐藤秀▽盗塁 具志堅、岡村▽失策 ポロ2、大本、佐藤秀、高島、原田▽与死球 西村(高島)
▽試合時間 2時間37分
▽タマホームスタジアム筑後
徳 島110300010―6
ソフト000001100―2
(徳)伊藤翔、山藤、相沢、ジェフン―生田、垂井(ソ)古谷、長谷川宙、斎藤、児玉―九鬼、堀内
▽本塁打 田城1号(1)(ソ)
エース奮起、制球力抜群
ホーム戦に集まったファンの不安を一蹴した。香川は3年目のエース原田がスコアボードに0を並べ、今季初の完封勝ち。西田監督は「緩急を付けたいい投球だった」と、右腕の力投を手放しでたたえた。
前々回登板、愛媛とのアウェー戦で六回途中8失点と打ち込まれただけに、気持ちを込めて臨んだこの日は、抜群の制球力で相手打線を手玉に取った。七回は1死一、二塁のピンチで併殺打に打ち取るなど要所を締め、女房役の高島も「勝ちたい気持ちがボールから伝わってきた」と絶賛した。
4月の終わりとともに前期シーズン34試合中、17試合を消化して折り返し地点に立った。エースの奮起をきっかけに5月、巻き返しのガイナーズとなれるか。