立花元参院議員の請求棄却 番組で発言制止「必要」

立花孝志氏
立花孝志氏

ニュース番組「報道ステーション」(テレビ朝日系)で発言を止められ、表現の自由などを侵害されたとして、当時NHK党で党首だった立花孝志元参院議員らが、テレビ朝日側に計10万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は31日、請求を棄却した。

古庄研裁判長は、番組で事前に予定されたテーマ以外で自由に発言することは許容されず「発言の制止は必要かつ相当な行為で、(立花氏は)甘受すべきだ」と判断した。

判決によると、番組は令和4年6月、同年7月の参院選に向けた党首討論を生放送した。各党党首が出演し安全保障問題を巡って討論中、立花氏がテーマから外れた持論を展開。司会を務めた大越健介キャスターが発言を止めた。

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