香港の書店株主に懲役10年 禁書扱い違法情報提供罪
【香港=共同】香港で中国本土の禁書を扱っていた「銅鑼湾書店」親会社の株主の桂民海氏が25日までに、中国浙江省寧波市の中級人民法院(地裁)から、海外への違法情報提供罪で懲役10年の判決を宣告された。香港メディアが報じた。
桂氏はスウェーデン国籍だったが、同法院の発表によると、2018年に中国国籍を回復した。今月24日の判決を受け、桂氏は罪を認め上訴しないと表明したという。
香港メディアによると、桂氏は15年にタイで中国側の関係者に連行され、中国国内で拘束されていた。