サザンオールスターズ40周年への轍

1984年 「スタンド~、アリーナ~!カモーン!!」誕生 サザン初の野外スタジアムツアー敢行

★第7回

冬季のサラエボオリンピックと夏季のロサンゼルスオリンピックが開催され、米アップルコンピュータがマッキントッシュを発表。スペースシャトル「ディスカバリー」が初の打ち上げに成功し、国内ではオーストラリアからコアラ6頭が贈られ、日本初上陸。「グリコ・森永事件」が発生し、怪人21面相と名乗る犯人が日本中を震撼させた1984年-。

サザンオールスターズのファンにとっては、テレビ、ラジオ、ライブ、そして新機軸を打ち出しつつ、ヒット・ナンバーも発信されるという、多方面での大活躍を十分に実感できたうれしい1年だった。

この年の桑田佳祐は、年頭からニッポン放送「オールナイトニッポン」(火曜第1部)にパーソナリティーとして登場した。4月には日本テレビ系で音楽バラエティー番組「サザンの勝手にナイト あ!う○こついてる」もスタート。駆け出しだった「スーパー・エキセントリック・シアター」(SET)の三宅裕司、小倉久寛とサザンのメンバーが、音楽だけでなくコントにも挑戦している。

音楽活動では、7月に通算7枚目のオリジナル・アルバム「人気者で行こう」を発表した。全編において打ち込みが1つの軸となり、デジタルへのアプローチをさらに深めていながらも、ソウル、ファンク色の濃い曲からバラードまで鮮やかさを失わない内容に仕上がっていた。

「サザンというバンドの懐の深さとサービス精神が存分に発揮されている」(音楽関係者)と評価の高い作品となり、オリコン初登場1位にランクされた。

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