北川景子さんは、どうやって美を更新しつづけているのか？ 読めばキレイのやる気が出る、総力インタビュー。
フェミニンからマニッシュへ。髪をショートにしたときから、やりたい方向性が見えていました
「髪を切ろう」と思ったのは、映画の役柄に合わせてですが、私自身も「どうせ切るなら意味があるときに切りたい」と思っていて。30センチ以上切りました。「思い切ったね」と言われますが、ずっとショートにしたかったのでそんな感じでもなくて（笑）髪を切ったら、本当にパンツしか似合わなくなっちゃったんですよ。でもモードな感じ、たとえば黒いスーツを着ている女性が意外と女性らしくて色気がしっかり出て見えるように、フェミニン＝ピンクとかじゃないんだと、改めて実感しました。
マスカラやリップの色みだけに頼る必要はないんですよね。これって結局すべては、“自分をどう見せるか”というセルフプロデュース。私は役者であり、役を演じるのが一番の仕事ではありますが、役柄でないときの自分もいろんな人に影響を与えることができれば、理想的だなと思っているんです。そのためには自分を知ること。アナーキーすぎず奇抜すぎないように、そのラインは死守していますが、それでも自分の中で“マンネリ化”していたものは、かなりリセットできた気がします。知らずに縛られている「こうあるべき」という思い込みから一旦自由になれたら、そこに革命が起きるんじゃないでしょうか。それが“新しいキレイ”だと思います。
“しがらみや常識にとらわれず自分らしさを突きつめる――。自由になれば、革命が起きる”
▶ 【北川景子】衝撃のショートヘアでVOCE初カバー！
▶ ショートヘアに変身！【北川景子】細胞レベルから若さを保つ秘訣は？
撮影／中村和孝（まきうらオフィス） ヘアメイク／山口久勝（allure） スタイリング／林峻之 取材・文／前田美保
Edited by 遠藤 友子
公開日：2020.01.01
