いじめの訴え黙殺した校長 2年間不登校でも「友人トラブルと認識」

会見の冒頭、頭を下げる堺市教育委員会の川端一生・生徒指導課長(左)と竹内新・学校教育部長=堺市役所で2022年10月13日午後2時3分、榊原愛実撮影
会見の冒頭、頭を下げる堺市教育委員会の川端一生・生徒指導課長(左)と竹内新・学校教育部長=堺市役所で2022年10月13日午後2時3分、榊原愛実撮影

 堺市立小学校で男子児童がいじめを受けて約2年間不登校になった問題で、校長が第三者委員会の調査に「いじめではなく、友人間のトラブルと認識していた」と説明していたことが市教委への取材で判明した。児童や母親が繰り返しいじめを訴えたのに、学校は担任任せにして組織的な対応をせず、不登校になった後も市教育委員会への報告を怠っていた。第三者委は「いじめへの対応を放置していた」と批判している。

 男児は現在中学3年生。小学校を卒業後の2020年4月、母親が市教委に相談して発覚。7月には有識者らによる第三者委の設置を申し立てた。

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