イベント終了後、サンケイスポーツなどの取材に応じた高橋は、19年10月の単独ライブ以来4年ぶりにファンの声援を浴びて「これがアイドルとして一番幸せな瞬間」としみじみ。永瀬は「なにもの」が発売初週に54・3万枚(オリコン調べ)を売り上げたことを受け、「紫耀、ジン、岸さんのファンも応援してくれていると実感した」と感謝した。
終盤にはアルバム「ピース」の発売と全国ツアー開催を発表。デビュー時はグループとして海外進出も視野に入れていたが、高橋は「国内外で線を引かず、目の前の一人を幸せにして広げていきたい」と誓いを立てた。
永瀬も「もう1回原点に戻る。事務所の先輩方も心配してくれてジャニーズの絆を感じた。支えてくれるみんなに恩返しを」と意欲を見せ、「5人の歴史を背負いながら2人の歴史を紡いでいく」と宣言。新生キンプリとティアラ(ファン)の新たな旅が始まった。(渡邉尚伸)
★互いに大事な「ピース」
アルバム「ピース」は、初回またはファンクラブ限定版に13曲、通常盤には14曲を収録。高橋はタイトルについて「2人が互いに大事なパズルのピース。『幸せ』『平和』『楽しい』などの意味もある」と明かした。新体制前の4、5月にアルバムの打ち合わせを行っており、永瀬は「頭がゴチャゴチャになった」と回顧。「いつかは5人のイメージを2人に上書きしないといけない」との覚悟で全国ツアーに臨む。