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検索結果 618 件

  • 浮遊砂卓越河川における流砂の分級について

    江頭 進治, 南雲 直子, 原田 大輔, 秦 梦露 土木学会論文集 80 (16), n/a-, 2024

    ...<p> 本研究は,浮遊砂に関する新しい解析法に基づいて浮遊砂および掃流砂の分級過程を論じたものである.砂粒子の分級は,掃流砂層から浮遊砂流への連行現象および浮遊砂流から掃流砂層への粒子沈降によって起こることを推察し,浮遊砂流および掃流砂層における各砂粒子の粒径毎の質量保存則を提示した.次いで,浮遊砂卓越河川の一つとして,トンレサップ湖へ流入するセン川を選び,セン川河道における河床材料に関する調査データ...

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  • 大規模イベントのためのシャトルバス路線網と時刻表の最適化

    清水, 仁, 藤野, 昭典, 澤田, 宏, 上田, 修功 情報処理学会論文誌数理モデル化と応用(TOM) 16 (2), 91-102, 2023-10-31

    ...という2段階の手順で作成することが一般的である.しかしこの従来手法は,(1)乗客数の変動やバス定員を考慮した路線網の決定が困難であること,(2)乗客の待ち時間を含めた目的関数の最適化が困難であること,(3)全時間帯にまたがる変数や制約を導入することが困難であること,の3つの課題がある.そこで本研究ではこれらの課題に対して,新たな整数線形計画問題としての定式化を提案する.提案手法では待ち行列の人数の保存則...

    情報処理学会

  • 気候変動とブロッキング現象

    中村 昇 日本物理学会誌 78 (9), 516-524, 2023-09-05

    ...</p><p>そこで流体力学の法則(渦位保存則)に基づいた偏西風蛇行の診断方法を開発してデータを解析したところ,蛇行の振幅と西風の風速のあいだには,強い負の相関があることがわかった.その結果,ブロッキングの発生には(1)偏西風の蛇行が局所的に増幅,(2)西風が減速,(3)蛇行の移動速度が落ち,上流の蛇行が追いついて振幅が蓄積し,さらなる増幅を生む,という正のフィードバックが重要なことが確認された....

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  • 平均樹高と林分密度による平均直径の推定

    井上 昭夫, 梅見 弘太郎 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 264-, 2023-05-30

    ...樹幹表面積の回帰モデル,樹幹表面積の保存則および樹幹表面積に基づく林分密度指標をもとに,平均直径の推定モデルを演繹した。森林総合研究所によって公開されている収穫表調製業務資料のうち,スギ林とヒノキ林の林分調査データを用いた。モデルのパラメータは,樹種ごと,地域ごとで異なっていた。モデルを検証した結果,いずれの樹種,いずれの地域においても,40 cm以下の範囲では正確に平均直径を推定できた。...

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  • 間隙水への空気封入を考慮した不飽和繰返しせん断試験の数値シミュレーション

    松丸 貴樹, 海野 寿康 土木学会論文集 79 (15), n/a-, 2023

    ...<p>本研究では,不飽和土に含まれる封入空気が繰返しせん断挙動に及ぼす影響を数値解析的に検討した.まず,土の示相図において封入空気の存在を考慮し,保存則や構成則をもとに不飽和繰返し三軸試験の支配方程式において封入空気を取り込んだ定式化を行った.次に,不飽和繰返し三軸試験を模擬した解析において,封入空気と連続空気の質量交換や,初期からの封入空気の存在を考慮した解析を行ったところ,間隙水圧・空気圧の上昇...

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  • 数値流体力学とディープラーニングの連成による血行動態解析の高速化手法の開発

    柴田 和樹, 白石 敬一郎, 太田 信, 安西 眸 生体医工学 Annual61 (Abstract), 219_1-219_1, 2023

    ...<p>背景数値流体力学(CFD)を用いた血行動態に関する研究が,医療分野において注目されているが,解析時間に関して問題がある.これに対し,ディープラーニング(DL)を用いて高速化を目指した研究が行われているが,出力結果の保存則の担保に課題が残っている.そこで本研究では,我々が開発した血行動態を予測するDLネットワークをCFDと連成し,より高速に流れの保存則を満たした血行動態が推定可能となる連成フレームワーク...

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  • ビースピ設置台

    殿村 洋文 物理教育通信 194 (0), 106-109, 2023

    ビースピをスタンドを使わず設置する台を工作用紙で作成した。設置も容易で収 納も場所を取らない。自由落下実験の際,透明な筒を用意する必要もなくなる。

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  • 移動床斜面における津波氾濫流先端部の水面形と土砂移動に関する一理論

    松冨 英夫, 有川 太郎 土木学会論文集 79 (17), n/a-, 2023

    ...<p> 津波氾濫流による波力の評価の高度化を目指して,既報の単純な津波氾濫流モデルに基づく移動床斜面における津波氾濫流先端部水面形の一評価理論を,質量保存則のみと運動量保存則のみを用いる場合を含めて,提示している.質量と運動量の両保存則を用いる場合の水面形は相補誤差関数で表現され,氾濫水比重が大きくなるにつれて,水面勾配ひいては波力が増加することを示している.同じ津波氾濫流モデルに基づく津波氾濫流先端部...

    DOI Web Site 参考文献10件

  • 自作v-x連続測定器を使った保存則の実験

    堀込 智之 物理教育通信 193 (0), 58-63, 2023

    ...v-x連続測定器を使った運動量の保存則と力学的エネルギーの保存則の実験を紹介する。精度の高い実験は,運動の因果関係を量的に明らかにし,論理的思考の基礎となる。誤概念を消し去り,思考を助ける可能性を秘めていると考える。...

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  • 建物体積の影響を考慮した市街地における津波浸水計算

    福井 信気, 森 信人, 宮下 卓也, 志村 智也 土木学会論文集 79 (17), n/a-, 2023

    ...<p> 市街地を対象とした津波浸水計算では高解像度地形データを用いて,建物を直接考慮した計算が行われている.一方,都市スケールの計算では,計算負荷の観点から建物幅より粗い解像度を用いた計算が重要である.本研究ではFukui et al.(2022)による建物を考慮したサブグリッドモデルである平均化個別建物抗力モデルiDFMにおいて未考慮であった建物体積の質量保存則へのフィードバックを行い,精度検証を...

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 確率の流れをあやつるモンテカルロ法――詳細つりあいの破れとリフティング

    諏訪 秀麿, 藤堂 眞治 日本物理学会誌 77 (11), 731-739, 2022-11-05

    ...そのような状況の中,ようやくここ10年ほどで,実用的かつ効率的な不可逆モンテカルロ法が開発された.中でも,状態空間を拡張し,その拡張された空間で確率の流れを導入するアプローチ――リフティング――がさまざまな系に用いられている.例えばイベント連鎖モンテカルロ法では,どの粒子を動かすかという自由度も状態変数として扱い,一般的な相互作用粒子系に対して効率的なサンプリングを実現する.また,量子系における粒子数保存則...

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  • 空間離散化された系が物理的健全性を有する微圧縮粒子法

    近藤 雅裕, 松本 純一 日本計算工学会論文集 2021 (0), 20210006-20210006, 2021-04-02

    ...熱力学第二法則や質量保存則のような基本的な物理法則を満たす支配方程式を用いた場合であっても、空間離散化後にはこれらの物理法則が満たされるとは限らない。しかし、離散化後の系も物理的健全性を有することは物理的に妥当な計算結果を得る上で重要である。本研究では、先行して開発された物理的健全性を有する非圧縮粒子法を踏襲し、僅かな圧縮性を許容することで、計算効率を改善した微圧縮粒子法を開発した。...

    DOI 被引用文献2件

  • 土壌水分量が異なる黒ボク土の凍結過程における熱移動メカニズム

    奥田 涼太, 渡辺 晋生 農業農村工学会論文集 89 (1), I_173-I_180, 2021

    ...<i>θ</i><sub>init</sub>が大きいほど土中の温度・液状水量の低下や氷の生成は緩やかになり,同じ冷却時間であっても凍結深は浅くなった.また,凍結にともなう非凍結層から凍結層への水分移動量は,非凍結層の不飽和透水係数に大きく依存することが明らかになった.次に,実験結果に熱量保存則の差分式を適用し,顕熱・潜熱成分,総熱フラックス,土中熱フラックスを求めた.顕熱成分は<i>θ</i><sub...

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  • 「エネルギー保存則」どう教えるか

    右近 修治 物理教育通信 186 (0), 20-43, 2021

    エネルギー保存の法則は,他の原理や法則から導くことのできない,自然科学全 般を貫く基本法則の一つである。現行の高校物理,大学初年度生向け物理学では,エネ ルギー保存の法則は熱力学第一法則として学習されるが,力学分野で扱う「力学的エネ ルギー保存の法則」との関連づけが希薄な状態にある。その結果,熱力学第一法則は熱 学分野の法則として捉えられ,これが自然科学の基本法則であるという認識が育ちにく …

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  • 確率論的運動量保存則に基づく凝縮系核反応生成物の質量分布解析

    小林 知嵩, 内藤 健 日本シミュレーション学会論文誌 13 (1), 18-22, 2021

    ...に解明された.従来,原子核分裂については,エネルギー保存則に対してなされてきたが,この新たなモデルは,3次元非定常の運動量保存則によるもので,ベクトル量(速度)も扱っており,空間次元が高いことが特徴となっており,スカラー量のエネルギー保存則と比べて,より詳細なメカニズムの解明が期待できる.著者は,更に,多次元のテイラー展開を導入して,拡張した式とすることで,生命・非生命の粒子のサイズ,質量比の頻度分布...

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  • 離散時間ラグランジュ力学のニューラルネットワークによるモデル化

    青嶋 雄大, 松原 崇, 谷口 隆晴 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2021 (0), 2J3GS8b05-2J3GS8b05, 2021

    ...本研究では, 離散時間でのラグランジュ系において, 位置のデータのみからニューラルネットワークを学習して, エネルギー保存則を満たしながら数値積分を行う手法を提案する. 提案手法により, 速度の計測誤差の影響を受けずに, ニューラルネットワークを用いて数値積分を行えるようになる. 数値実験により, 提案手法がエネルギーを保存した数値積分を行えることを示した.</p>...

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  • 固体物質全体の磁気分離と磁化測定に基づく物質同定

    植田 千秋 日本地球化学会年会要旨集 68 (0), 141-, 2021

    ...私達の研究室では、反磁性の磁気エネルギーによって物体に見込まれる力学運動を、単純なエネルギー保存則に基づいて再検討した結果、μℊ空間では一般の固体物質がその磁性に関係なくネオジム磁石レベルの磁場勾配で並進することを報告した。さらにその並進速度が粒子の質量に依存しない性質を利用して、全ての弱磁性体を磁気分離する新たな方法を提案した</p>...

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  • コンデンサー内の誘電体のエネルギーとマクスウェルの応力

    佐々木 祥介, 岩成 唯夫, 北野 保行 大学の物理教育 26 (2), 66-70, 2020-07-15

    ...<p>1.はじめに</p><p>電磁気学の講義で,電磁場のエネルギー密度やマクスウェルの応力などは,エネルギー保存則や運動量保存則のかなめとなっています<sup>1-4)</sup>.しかし具体例で記述した文献が少なく,イメージが明</p>...

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  • 〈論文〉安全な質量保存則の実験法

    木村, 隆良, 新居, 毅人 理工学総合研究所研究報告 (31) 5-10, 2020-02-28

    [概要]近代化学の父といわれているラヴォアジエが質量保存の法則を発見した。この法則を確認する実験に関しては、義務教育課程の教科書に種々の方法が提案されている。ここでは、大勢の受講生を対象に安全で精度よく確認できる方法であり、化学量論や化学反応熱などの法則も合わせて確認できる実験法を開発した。さらに、この実験法では理想気体の状態方程式の理解を促すことができる。 Lavoisier called …

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  • 洪水予測用AI:予測精度改善に向けた物理ベースの深層学習とデータ同化によるバイアス補正の方法

    岡田 治, 佐々木 一英, 落合 孝秀, 平国 妙子 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2020 (0), 4Rin142-4Rin142, 2020

    ...<p>深層学習は汎用関数近似器で、運動量保存則等の微分方程式で表現される物理現象、動的に振る舞うデータの学習の困難さが問題となっている。また、実世界のデータはバイアスがあり、AIの社会実装で予測の偏りと精度低下が問題となっている。本研究では深層学習で洪水予測することを第1の目的とし、その達成のために、過去洪水データから微分方程式のパラメータを学習するための物理ベースのAIを開発した。...

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  • 温位勾配に着目した鉛直渦度データ同化手法の提案と理想実験

    山口 弘誠, 大野 哲之, 中北 英一 土木学会論文集B1(水工学) 76 (2), I_259-I_264, 2020

    ...<p> 持続的かつ複雑なパターンを示す対流形成をモデルで再現することは,数時間先を対象とした線状降水帯予測において重要な課題である.対流形成の原因は局所的な温位勾配による渦度の発生と関連があると考えられる.本研究では傾圧場が対流を形成する効果を初期値へ反映するため鉛直渦度のデータ同化手法を考案した.運動方程式・質量保存則・エントロピー保存則の下で変分法を適用し,水平風速・温位・鉛直渦度の関係式を導出...

    DOI Web Site 参考文献8件

  • 量子ウォークのトポロジカル相と光の振幅制御への応用

    小布施 秀明, 望月 健, 金 多景, 川上 則雄 日本物理学会誌 74 (11), 780-786, 2019-11-05

    ...<p>対称性は,普遍的現象を探求する物理学において常に重要な役割を果たしてきた.対称性は,物理系にある変換を行った際に,系が不変に保たれる性質であり,その重要性は,ネーターの定理により,対称性が保存則に結びつくことからも明らかであろう.回転対称性や時間及び空間並進対称性,ゲージ不変性,そして特殊相対論において重要なローレンツ不変性など,その例を挙げれば枚挙にいとまがない....

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  • エネルギー保存則に基づく複合物理領域モデルの検証

    佐倉 衛, 澤田 賢治, 金子 修, 新 誠一, 松田 功, 村上 徹 電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌) 139 (11), 1293-1303, 2019-11-01

    <p>In model based development (MBD) of the automobile industry, it is necessary to create a model including multiple physical characteristics. Integration testing of such models is not easy because …

    DOI Web Site Web Site 参考文献2件

  • 海底地滑りによる津波の発生と地滑り諸元の関係に関する理論解析

    由比 政年, 山本 朗宜, 木場 正信, 上野 卓也 土木学会論文集B2(海岸工学) 75 (2), I_325-I_330, 2019

    ...<p> 海底面上の土塊運動による津波発生に関する最も基本的な条件として,水平床上における矩形土塊の剛体移動に誘起される津波を対象に,理論および数値解析を融合した多角的検討を行った.まず,非線形長波数値モデルを活用し,地滑り発生水深,土塊形状,移動速度・距離等を変化させた体系的数値解析を行い,津波波形や最大水位変動量と地滑り諸元との相関を明らかにした.次に,線形長波理論と質量保存則に基づいて,地滑り津波...

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 流体界面の数理モデル -フェーズフィールド法とレベルセット法-

    大島 伸行 理論応用力学講演会 講演論文集 65 (0), 71-, 2019

    ...<p>流体に生じる「界面」がもたらす複雑流れ現象に対して、局所的な界面形成メカニズムを定式化するフェーズフィールド(PF)法と大域的な界面運動メカニズムを定式化するレベルセット(LS)法を融合するアプローチを、非平衡熱力学と流体運動保存則の一般原理に即して再構築し、気液相界面、燃焼反応界面などの複雑流れ現象に適用して、分子動力学から連続体近似、反応と流れのスケール分離、界面乱流現象の平均モデルなどの...

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  • 理科授業における操作可能なルールの教示が科学法則の初歩的な理解に及ぼす影響

    佐藤 誠子, 蛯名 正司, 工藤 与志文 教授学習心理学研究 14 (2), 42-56, 2019

    本研究は,小学3年理科「物の重さ」を対象に,操作可能なルールの教示が科学法則の初歩的理解に及ぼす影響について検討するものである。授業では一貫して出入りルール(出入りがなければ重さは変わらない)を扱い,その操作により物の出入りを手がかりに重さの変化を予想したり,重さの変化から物の出入りを推測したりする活動が期待された。全10時間のプランを作成し,授業の結果ルールを適用した課題解決が促進されるかを事…

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  • <講義ノート>ネーター保存量としての熱力学エントロピー

    横倉 祐貴 物性研究・電子版 7 (2), [1]-, 2018-11

    ...保存則と来たら、ネーターの定理により、対称性を考えたくなる。興味深いことに、ブラックホールのエントロピーはホライズン上の時間の対称性に対するネーターチャージとして定式化することができる。となると、エントロピーの断熱不変性に対応する対称性は一体何だろうか?本講義では、学部で学ぶ解析力学と古典統計力学の知識を使って、この問いに答える。そして、そこから導かれる新しい方向性を議論する。...

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  • 教科教育現場におけるIE的思考導入の必要性

    仲野 純章 理科教育学研究 59 (1), 97-104, 2018-07-31

    ...今回, 能動的学習を意識した実態検証用授業として, 「熱量保存則」の実験に取り組むグループワークを実施し, IE的思考に基づき学習者の動作分析を行った。その結果, 授業時間に占める付加価値時間の割合が6割に届かず, 付加価値を生まない付帯時間などの削減余地の大きさが明らかとなった。...

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  • 竹林の自己間引き

    井上 昭夫, 佐藤 太裕, 島 弘幸 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 64-, 2018-05-28

    ...これらの関係より,樹林と竹林のいずれにおいても,十分に混み合った林分では,単位土地面積あたり辺材面積合計(あるいは木質部断面積合計)について保存則が成り立つ。この保存則は一種の動的平衡としてみられるべきであるが,そのメカニズムは樹林と竹林との間で異なる。</p>...

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  • 非線形半群講義~単独保存則への応用を中心に~

    小林 良和 中央大学数学教室講究録 (7) 2018-05-18

    ...単独保存則方程式の初期値問題への応用を中心にして,非線形半群の基本理論(生成・収束・近似定理)を解説する.単独保存則方程式は,高速道路での車の流れなどを記述する方程式として現れる1階準線形双曲型偏微分方程式である.この方程式の初期値問題の解としては不連続なものも考える必要があり,このような不連続な解に対する適切性(解の一意存在と連続的依存性)の解明が必要である.適切性は半群の生成定理により証明される...

    機関リポジトリ

  • 土石流の規模に及ぼす崩壊個数と供給水量の影響

    山崎 祐介, 江頭 進治 土木学会論文集B1(水工学) 74 (5), I_883-I_888, 2018

    ...<p> 土石流は,豪雨中に複数の崩壊を起源として発生していることが多いことから,本研究では,豪雨に伴う崩壊の個数と水の供給が,土石流の規模に及ぼす影響について,平成29年に福岡県の赤谷川流域で崩壊・土石流が発生した渓流を対象として検討している.解析は,水深平均された平面2次元流の質量および運動量保存則に,土石流に関する江頭らの抵抗則と侵食速度式を組み込んだものを用いて,対象流域から抽出した崩壊を,単一...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 中央ゲートが操作される三連水門での簡易な放流量計算法に関する検討

    鈴木 洋之, 石田 竜彦, 池田 大介 土木学会論文集B1(水工学) 74 (3), 62-69, 2018

    ...河道横断方向に複数水門を有する.この複水門では側壁拘束がないために,各水門からの流れは横断方向にも変化する噴流となる.このモデルと実際の流れの差異は放流量誤差を誘発する.本論文では,中央ゲートのみが操作された三連水門を対象に,中央ゲートからの噴流を考慮できるようにHenryの理論を拡張して新たな放流量推定式を導出した.また,自由流出で形成された噴流の運動量と噴流が拡散して形成された水門下流での運動量保存則...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 長距離力をいかに精度よく効率的に見積もるか―零多重極子和法による静電相互作用計算―

    福田 育夫 日本物理学会誌 72 (11), 793-799, 2017-11-05

    ...では系のスケールに比例する計算コストで済む.また,周期境界条件は必須では無くなるため,本来非周期的な系への周期境界条件の適用による不自然な問題は生じない.さらに,波数空間部分の計算も不要なため,高速フーリエ変換を用いた際の通信等の問題も回避でき,並列計算時等における大幅な計算時間短縮につながる.これらの点は,従来のエバルト法に基づいた方法と異なる.また,運動方程式を考えた時のエネルギー及び全運動量の保存則...

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  • レオロジーと化学反応の結合がもたらす時空間パターンと自発運動系

    住野 豊, 我妻 志友 日本物理学会誌 72 (5), 339-344, 2017-05-05

    ...ガラスを導入し,外部よりシリンジポンプを用いて一定速度で金属塩水溶液を注入した.すると,注入速度の変化に応じてalga型,shell型,filament型と大きく異なる様相の注入パターンが生じた.なかでもfilament型の進展様相に関しては進行するアクティブな枝の数が注入速度に比例すること,界面の進展速度がほぼ一定値をとることなどが見いだされた.この特性に関して摩擦と固化,更には会合体の局所的な保存則...

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  • 津波漂流物対策施設に働く漂流物の衝突力波形の推定法に関する研究

    中山 朋大, 泉宮 尊司, 石橋 邦彦 土木学会論文集B2(海岸工学) 73 (2), I_967-I_972, 2017

    ...本研究は,津波漂流物対策施設である捕捉スクリーンワイヤーに働く衝突力の実験を行ったものである.実験は1/50スケールで行われ,津波漂流物模型としてコンテナおよび船舶を模した木製の模型を用いている.漂流物の移動速度等を計測するために,高速カメラおよびビデオカメラを同時に使用し,画像解析により,漂流物の速度,加速度および津波水位等を算定した.これらの推定値を用いて,運動量保存則およびワイヤーの動的効果を...

    DOI Web Site Web Site 参考文献4件

  • 高潮位・高波複合作用時の護岸の背後の安定性に関する検討

    喜夛 司, 鈴木 高二朗 土木学会論文集B2(海岸工学) 73 (2), I_991-I_996, 2017

    ....しかし,設計を超える高潮や高波が護岸や海岸堤防に作用する場合の挙動については未解明な点が多い.そこで本研究では,混成型護岸の安定性を検討することを目的に,高潮位と波を複合作用させる水理模型実験を実施し,その堤体部,背後地盤の舗装工に加わる波圧を測定した.その結果,模型底部に作用する揚圧力の最大値が概ね合田式で算定できることを確認した.また,天端に越波水が叩き付けた際の圧力について,越波水の運動量保存則...

    DOI Web Site Web Site 参考文献2件

  • 衛星海面高度データを用いた北太平洋における中規模渦の発生伝播特性の解析

    内山 雄介, 岡田 信瑛, 黒澤 賢太 土木学会論文集B2(海岸工学) 73 (2), I_1429-I_1434, 2017

    ...衛星海面高度データに基づく中規模渦抽出・追跡アルゴリズムを用いて,北太平洋における中規模渦の発生伝播特性および黒潮との相互作用に関する解析を行った.北太平洋では地形性シア,フロント域での傾圧不安定に起因する渦の発生が卓越しており,渦運動エネルギーが最も強い黒潮続流域,亜熱帯海域では,生成された中規模渦の渦径と渦度の関係は慣性不安定および渦位保存則とよく整合していた.亜熱帯海域,米国西海岸沖では,中規模渦...

    DOI HANDLE Web Site ほか1件

  • 防護柵衝突時の車両速度推定に関する研究

    田中 要, 大賀 涼, 櫻井 俊彰, 槇 徹雄 日本交通科学学会誌 16 (1), 18-26, 2017

    ...衝突速度を推定する一手法としてエネルギ保存則を用いる手法があり、車両の変形から衝突エネルギを算出することで衝突速度を推定している。しかしながら、防護柵への車両衝突事故では、車両と防護柵の双方に変形が生じるため、車両のみならず防護柵のエネルギ吸収量も考慮した上で衝突速度を推定する必要がある。...

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  • あるモデル磁場に基づく磁性流体界面解析の検証

    水田 洋 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 2933-2933, 2017

    ...<p>磁性流体界面において,臨界磁場強度近傍で界面形状が水平から規則的パターン形状へ遷移するような,時間変化の激しい現象を解析する場合,界面力学方程式の時間積分はエネルギー保存則を,界面応力は界面エネルギー密度との関係を用いて検証できる.この際に重要となる磁気界面エネルギー密度とMaxwell応力の関係を,あるモデル磁場分布において確認し,さらに上記の検証を波数スペクトルの時間発展のような具体的な問題...

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  • 亜酸化銅中におけるサブケルビン1sパラ励起子の中赤外誘導吸収イメージング

    森田 悠介, 吉岡 孝高, 五神 真 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1609-1609, 2017

    ...<p>本研究では亜酸化銅1sパラ励起子のボースアインシュタイン凝縮を観測するべく実験を行っているが、発光解析による統計分布の変化の検出では、励起子と光子の波数保存則から凝縮体の直接検出は行えない。そこで、希釈冷凍機温度において中赤外領域における1s-2p遷移を用いた誘導吸収イメージングを実現した。...

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  • 熱流のあるIsing模型における界面ダイナミクスII

    増本 雄亮, 武末 真二 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 3099-3099, 2017

    ...さらにx方向の両端に異なる温度の熱浴をつけ、バルク部分を局所エネルギー保存則を満たす時間発展則で動かすとx方向に熱流が流れる。我々は前回の発表でこの系における界面の熱伝導現象への影響を議論したが、今回は界面ダイナミクスの性質(拡散係数等)の性質を中心に議論したい。</p>...

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  • 共形振幅のSL(2,Z)階層性

    島田 悠彦 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 3086-3086, 2017

    <p>講演者は3次元Ising模型の共形場理論で鍵となった振幅の正値性(ユニタリ性)を仮定して、3次元自己回避ウォーク(SAW)の臨界指数を求めた。しかしより精密にはSAWがO(n)模型のn=0極限であることから、nの連続値における非ユニタリ性を考慮し各振幅の定量評価が必要である。本講演では2次元でn連続値における無限個の振幅を解析的に求め、その極及び零点と絶対値がSL(2,Z)群やファレイ数列…

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  • 直交多項式における標本定理の適用

    桑田 精一 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 3084-3084, 2017

    <p>ある重み関数を付した直交多項式P_n(x)のnに関するフーリへ変換はコンパクトな台をもつ.この事実に標本定理を適用すれば,任意の実数nuに対するP_nuはp_nの(加算)線形結合で表されることを意味する.nを粒子数とみなせば,nに関するフーリへ変換は位相に相当する.粒子数と位相の不確定性関係についても議論を行う.</p>

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  • ひずみ勾配弾性理論に現れる弾性定数テンソルの一般線形群の下での既約分解

    小林 舜典, 垂水 竜一, 渋谷 陽二 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 3080-3080, 2017

    <p>固体の力学的振る舞いをマルチスケールで表現できる理論として,ひずみ勾配弾性理論が近年注目を集めている.本研究では,この理論において,一般化応力とひずみ勾配の関係を与える構成式に現れる6階テンソルの,一般線形群の下での既約分解を行った.これにより,等方体の場合には異なる5つの一般線形群の下に対して不変な部分テンソルの和に分解されることを示した.</p>

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  • 波動関数等価ポテンシャルとカレント行列要素(2)

    渡辺 海, 石井 理修 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 162-162, 2017

    ...また、前回の発表ではカレントの保存則に関して言及することができなかったので、今回は我々のアルゴリズムで計算したカレントの保存に関する議論を行う。その後、応用について考察する。</p>...

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  • 構造保存型オペレータに基づく電磁粒子シミュレーションにおける数値加熱の排除法 I

    白戸 高志, 高橋 聖幸, 大西 直文 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 805-805, 2017

    ...<p>現代の電磁粒子シミュレーションは離散化時に保存則を破り,数値加熱と真の物理現象を完全に区別して議論することが困難である.マクスウェル方程式から保存則を導く際にベクトル解析の公式群が大きな役割を演じるが,我々はそのような数学的構造を離散化レベルで厳密に保存せしめる演算子を設計した.今後は本手法をマクスウェル方程式に適用し,保存型電磁粒子シミュレーション法の構築可能性について検討する.</p>...

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  • つなぎ空間と開口部を有するRC造建築物前面における津波浸水深の推定法

    松冨 英夫, 紺野 友恵, 高尾 駿介 土木学会論文集B1(水工学) 73 (4), I_1015-I_1020, 2017

    ...建築物に作用する津波荷重は建築物の前面浸水深が評価できれば既往の研究成果を用いて評価できる状況にある.これを背景に任意の「つなぎ空間と開口部」を有する直方体のRC造建築物へ津波が直角に入射し,反射段波が発生する場合を対象に,入射津波条件を用いた前面浸水深の推定法の一般化を試み,実験値と推定値の比較・検討を通して,提案推定法の検証を行っている.本推定法は運動量保存則に基づいており,反射段波域内における...

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  • 散逸系の変分原理

    深川 宏樹 日本物理学会誌 72 (1), 34-38, 2017

    ...</p><p>通常,ナビエ・ストークス方程式は,運動量保存の式に,圧力や応力の具体的な式を代入して導出される.さて,ネーターの定理によると,系に連続な対称性が存在すれば,これに対応する保存則が存在する.例えば,空間並進対称性は運動量保存則を,空間回転対称性は角運動量保存則をそれぞれ導く.したがって,物理系の運動方程式は保存則を導く対称性を満たすことが要請される.また,運動方程式が偏微分方程式で与えられた...

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  • Reineke式再考

    井上 昭夫, 島 弘幸 日本森林学会大会発表データベース 128 (0), 40-, 2017

    ...これらの関係から,十分に混み合った林分では,単位土地面積あたり辺材面積合計について保存則の成り立つことが示唆される。以上より,Reineke式のべき指数は,(1) 直径の1.6乗に比例した辺材面積の増加,ならびに (2) 辺材面積の保存則による制約という2つの要因によって-1.6になっているものと考える。</p>...

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  • 河氷を考慮した全球河川水温モデルの開発

    徳田 大輔, 金 炯俊, 山崎 大, 沖 大幹 水文・水資源学会研究発表会要旨集 30 (0), 16-, 2017

    ...地球システムの動態把握には炭素や窒素といった物質循環が重要であり,河川による物質輸送過程は水温の影響下にある.これらの将来予測や人間活動の影響評価といった外挿推計を行う為に,本研究では全球規模で河川水温を計算するオイラー的決定論モデルを開発した.このモデルは1次元の質量,運動量,熱量保存則を解く.前2者は既往の河川流下モデルから,流出水温は既往の陸面過程モデルから計算され,熱フラックスは気象外力データ...

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  • 仮想都市高速道路網における感知交通量のバイアス誤差の補正

    堀江 利彰, 赤羽 弘和 交通工学論文集 3 (2), A_19-A27, 2017

    ...これにより、交通シミュレーションにおいて、車両保存則が成立しないまま重要パラメータが設定されると、安定性および精度に少なからぬ影響を与える可能性があることから、感知交通量のバイアス誤差の検出と補正は重要である。...

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  • 孤立量子系におけるネーター不変量としての熱力学エントロピー

    佐々 真一, 杉浦 祥, 横倉 祐貴 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 2949-2949, 2017

    <p>時間に依存した外場を持つが、熱的には孤立した量子系を考える。我々は、この系における熱的な量子純粋状態のユニタリー時間発展から、熱力学状態空間での経路に対する有効作用を得た。この有効作用において、エントロピーは共役な変数との組で現れている。さらに、我々はこの共役変数の一様並進についての対称性を見出した。この対称性はエントロピーをネーター不変量として特徴付けている。</p>

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  • 分銅を流用した探究的な比熱の測定実験

    茂木 孝浩, 鈴木 悠一 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 3341-3341, 2017

    ...<p>熱量保存則の検証実験として一般的に高等学校等で行われているのは、比熱測定用金属を用いた既知の金属の比熱測定である。この実験に用いる金属を分銅に変え、金属種の同定実験として実施したところ、生徒の深い学びを引き出す探究的な実験に変貌した。今回は実験に取り入れた数々の工夫点と、実際に大学生や高校生が取り組んだ事例を紹介したい。</p>...

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  • Levy-Leblond方程式の対称性と次数付リー代数

    会沢 成彦, 田中 寛人, Kuznetsova Z., Toppan F. 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 3087-3087, 2017

    <p>非相対論系におけるスピン1/2粒子の方程式であるLevy-Leblond方程式の対称性について調べた結果を報告する. まず,古典的なリー対称性の範囲では N=1 super Schrodinger 代数が最大の対称性であることを報告する. 次に,微分方程式の対称性としてより一般的な定義を採用すると,Z_2 !LaTeX$\times$ Z_2 次数付代数が対称性として現れることを示す. …

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  • 共形場理論における一般化されたWickの定理とBorcherds恒等式

    高木 太一郎 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 3085-3085, 2017

    <p>共形場理論において、自由場だけでなく相互作用のある場に対して一般化されたWickの定理として30年近く前から知られている公式がある。この公式は、正規順序積によって定義された場と単独の場との演算子積展開において、前者が積の右側にある場合の特異部分を積分を用いて表すものである。これに対し、正規順序積が左側にある場合に対する類似の公式は存在するかと問うのは自然であり、かつ相互作用のある場に対して…

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  • Bethe Ansatz equation の singular solution に対応するスカラー積公式

    渡邉 聡, 井元 隆史, 出口 哲生 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 3088-3088, 2017

    <p>XXX鎖のハミルトニアンの固有ベクトルを構成する方法として代数的ベーテ仮説法が知られている。この方法において構成されたベーテ固有ベクトルのラピディティに対してベーテ方程式が課されるが、この方程式の解においてsingularな解が生ずる。本研究ではsingular解に対応するベーテ固有ベクトルとoff-shellのベーテベクトルのスカラー積公式を導出した。</p>

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  • XXX鎖のtwo down spinに対する固有ベクトルを用いたBethe ansatzの完全性について

    井元 隆史, 渡邉 聡, 出口 哲生 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 3089-3089, 2017

    <p>spin-1/2のXXX鎖のHamiltonianの固有ベクトルを構成する方法として、Bethe ansatzが知られている。この方法で構成されるBethe固有ベクトルが完全性を満たすかどうかは未解決問題である。今回我々はこの固有ベクトルをtwo down spinセクターにおいて2-string解と実解に分類し、Bethe固有ベクトルを特徴付けるBethe量子数を用いて完全性について議論…

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  • 2層グラフェンにおける電子格子散乱の角度分解光電子分光による直接観察

    田中 慎一郎, 寺澤 知潮, 楠 美智子, 出田 真一郎, 田中 清尚 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 2627-2627, 2017

    ...励起エネルギー依存性測定によって終状態を規定し、エネルギー保存則によるエネルギーシフトを観測することで関与するフォノンモードを決定した。講演では単層グラフェンとの相違についても議論する。</p>...

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  • 南部力学系のための体積保存数値積分法

    堀越 篤史 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 3000-3000, 2017

    <p>南部力学は一般化されたハミルトン力学である。南部力学はシンプレクティック性を持たないが,ハミルトン力学系におけるシンプレクティック数値積分法に似た,相空間の体積要素を保存する数値積分法を構成できる。本講演では,オイラーのコマなどを例に,南部力学系における体積保存数値積分法を紹介する。</p>

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  • 西表島白浜湾および船浮湾における海水交換過程に関する研究

    吉野 純, 村上 智一, 鵜飼 亮行, 河野 裕美, 北 恵伍, 下川 信也, 崎原 健, 水谷 晃 土木学会論文集B2(海岸工学) 72 (2), I_1207-I_1212, 2016

    ...相互に接続されている白浜湾と船浮湾を対象として,その海水交換過程に関して観測的・数値的・理論的に解明することを目的とする.現地観測や数値解析の結果から,白浜湾と船浮湾の間の接続水路では,上げ潮時には船浮湾から白浜湾に向かう流れ,下げ潮時には白浜湾から船浮湾に向かう流れが生じ,夏季には船浮湾の表層10cmにおいて河川起源とみられる低塩分の水塊が滞留しやすいことが明らかとなった.また,運動方程式と質量保存則...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献1件

  • 自由表面流れに起因して発生する地盤内の過剰間隙水圧に関する一考察

    松田 達也, 前田 健一, 泉 典洋, 伊藤 嘉, 山口 敦志, 鶴ヶ崎 和博, 宮本 順司 土木学会論文集B2(海岸工学) 72 (2), I_565-I_570, 2016

    ...れによる洗掘では,地盤表層に作用する掃流力に加えて,地盤内に過剰間隙水圧が発生し,洗掘の助長もしくは緩み領域を形成する可能性がある.本稿では,自由表面流れに起因して発生する,過剰間隙水圧の発生機構とその値を定量的に評価するため,移動床水路実験により地盤内の間隙水圧変動を詳細に観測した.さらに,自由表面流れにより誘発される移動床内の浸透流の速度分布を求め,その流速値を用いてBernoulliのエネルギー保存則...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献3件 参考文献8件

  • 自己間引き指数は-3/2と-4/3のどちらなのだろうか?

    井上 昭夫 日本森林学会大会発表データベース 127 (0), 39-, 2016

    ...., 2015)において,過密林分における単位面積あたり樹幹表面積合計は,林分密度によらず一定となることを発見し,これを「樹幹表面積の保存則」と名付けた。この保存則は,樹幹のみの場合と樹幹と枝を合わせた場合のいずれにおいても成立する。いま,体積(あるいは個体重)と表面積とのアロメトリ指数は,樹幹のみの場合において3/2,樹幹と枝を合わせた場合には4/3と仮定する。...

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  • あるN分子パスウェイネットワークの数理モデリングと数学的解析

    板野 景子, 鈴木 貴 日本応用数理学会論文誌 26 (1), 44-83, 2016

    ...</b>がんの浸潤に関わる基底膜分解酵素活性化パスウェイネットワークにおいて構成分子数を3構成分子からN構成分子へ一般化したネットワークを考える.ネットワーク上にはN(N+1)個の分子が存在し,まとまった挙動を示す複数のグループに分類される.グループ単位の質量保存則と質量作用則を適用することで,グループ解は厳密表示され,定常解への収束とその収束速度が定まる.</p>...

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  • 軌道角運動量を持つ光渦による半導体GaAsのキャリア励起選択則

    湯川 大輝, 余越 伸彦, 石原 一 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 1204-1204, 2016

    ...<p>半導体の光学応答では,光の角運動量が電子系の角運動量に伝達される際の角運動量保存則に由来する光学選択則が存在するが、従来光の角運動量としては円偏光のヘリシティのみが考えられてきた.ところが,光渦といった軌道角運動量を持つ光を想定すると光の軌道角運動量も電子の角運動量に寄与することが期待される.そこで本発表では光渦による半導体での光学選択則を明らかにし,光渦と半導体中の電子の相互作用について検証...

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  • 対称性を有するネットワーク結合力学系におけるLyapunov解析

    大田 真志, 白坂 将, 中尾 裕也 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 2666-2666, 2016

    <p>力学系の解軌道近傍のダイナミクスの安定性を評価する強力な手法としてLyapunov解析がある。この手法は解軌道に与えられた摂動の増大・収縮する速さ(Lyapunov指数)およびその固有の方向(Lyapunovベクトル)を特定することが可能である。本研究では、力学系に対称性がある場合に、Lyapunov指数およびLyapunovベクトルに現れ得る対称性を、群の表現論の知見を用いて明らかにする…

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  • 磁性流体界面解析における数値解析検証法の確立

    水田 洋 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 2733-2733, 2016

    ...<p>磁性流体の界面には,臨界強度近傍で界面形状が水平から規則的パターン形状へ遷移するような,時間変化の激しい現象がある.その数値解析の信頼性は,物理的保存則の充足を確かめながら高めていくことができる.界面応力,特に磁気応力差の妥当性をエネルギー密度との関係から確かめるとき,この関係を磁場法則を満たす界面磁場が流体法則と同様な形で満たしていく様子を確認しながら,数値解析の検証に用いる方法を確立する....

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  • 振幅・位相保存写像によるユニタリー積分変換の特徴付け

    桑田 精一 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 2857-2857, 2016

    <p>ヒルベルト空間において,振幅を不変にするようなフーリエ変換が,必ず,位相を不変,あるいは,反転させるような,部分空間(たとえば,偶関数,あるいは,奇関数からなる空間)Xと,位相を不変,あるいは,反転させるようなフーリエ変換が,必ず,振幅を不変にするような部分空間Yを考える.このとき,XとYの間には,X \subset …

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  • 熱流のあるIsing模型における界面ダイナミクス

    増本 雄亮, 武末 真二 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 2795-2795, 2016

    ...さらに両端に異なる温度の熱浴をつけ、バルク部分を局所的エネルギー保存則を満たすダイナミクスで時間発展させると熱伝導系になる。我々はこの熱伝導系における界面ダイナミクスの性質(拡散係数等)を解明し、それが熱伝導現象の性質(熱伝導率等)にどのような影響を及ぼすかを議論する。</p>...

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  • ヤコビ律を満たさない括弧積の拡張によるポアソン括弧

    佐藤 直木, 吉田 善章 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 2665-2665, 2016

    <p>反対称な行列で微分括弧積(準ポアソン括弧)を定義したとき、一般的にはヤコビの恒等式は満たされない。その為ベクトル空間にポアソン代数構造が与えられず、ハミルトン力学系を定義することができない上に、統計力学の構築に必要となる不変測度が欠けている。ポアソン代数構造を持たない例としてプラズマにおけるE×Bドリフトや非ホロノミックに束縛された力学系(剛体の回転等)が挙げられる。本研究では三次元の準ポ…

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  • Epi-2次元流と一般化エンストロフィー保存

    吉田 善章, Morrison P.J. 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 2724-2724, 2016

    ...<p>2次元流と3次元流の違いとして,前者ではエンストロフィーが保存するが後者では保存せず,代わりにヘリシティーが保存量となることが知られている.この違いの原因を,流体方程式の幾何学的構造を解析することで解明する.2次元性を一般化した&quot;Epi-2次元&quot;というカテゴリーが発見され,そこで一般化されたエンストロフィーの保存則が得られる.この一般化エンストロフィーは3次元流でも保存するのだが...

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  • 量子XXZ鎖の局所演算子の形状因子公式と量子ダイナミクスへの応用

    出口 哲生 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 2856-2856, 2016

    <p>最近、冷却原子系の実験で量子スピン鎖の時間発展が観測された。相互作用する可積分量子スピン系の時間発展を数値的に計算することを目指して、量子XXZの様々な局所演算子の形状因子の公式を整備する。ストリング解など複素励起状態に対する適用なども議論する。</p>

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  • シュラム・レヴナー発展のコセット構成

    福住 吉喜, 堺 和光 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 2858-2858, 2016

    <p>共形場理論(Wess-Zumino-Witten模型)のコセット構成に対応する多重シュラ・レヴナー発展を定式化した.具体的応用として,Znパラフェルミオン模型の臨界点におけるスピンクラスターの交叉確率を厳密に求めた.</p>

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  • 保存則を満たすTDGL方程式の渦糸格子フロー解の構成

    須貝 駿貴, 加藤 雄介 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 1483-1483, 2016

    <p>前回の講演では渦糸格子にかかる力の起源を調べる上で、Schmid(1966)の解とThompson-Hu(1971)の解を用いた。しかし、詳細な研究の結果、これらの解が渦糸格子の速度の1次までで正しく書かれていないことを明らかにした。本講演では、渦糸格子のフロー解を速度の1次のオーダーで厳密に導出し、その上で改めて渦糸格子にかかる力を導出する。</p>

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  • 差分オペレータの再定義による1流体2温度モデルに対する完全保存スキームの開発

    白戸 高志, 河合 宗司, 大西 直文 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 591-591, 2016

    ...<p>レーザープラズマの1流体2温度モデルに代表される非保存型流体方程式は,離散化時に保存則が破れるという問題を有する.本研究では保存型方程式を離散化レベルで展開し,非保存型方程式がエネルギー保存を保証するのに必要な差分オペレータや誤差項を導出した.衝撃波管問題による数値実験においても丸め誤差程度で保存性を確認した.今後は本手法を1流体2温度モデルに展開し,物理的に無矛盾な人工粘性の開発を行う....

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  • ナノスピン変換科学

    大谷 義近 応用物理 84 (1), 44-47, 2015-01-10

    ...<p>ナノスピン変換とは,角運動量保存則によりナノスケールで生じる角運動量の変換現象の総称である.これまでに,スピントルク磁化反転,スピンホール効果やスピンゼーベック効果など,さまざまな変換現象が見つかっている.本年度から発足した新学術領域研究「ナノスピン変換科学」では,これらの変換現象を伝導電子スピン,マグノン,フォノン,フォトンなどの準粒子間の変換現象として捉え,スピン変換現象を包括的に説明する...

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  • 車両追従モデルを組み込んだデュアルフィルタによる車群走行車両の車間距離推定

    鈴木 宏典, 生駒 哲一, 中辻 隆 自動車技術会論文集 46 (2), 473-478, 2015

    ...車群追従走行する各車両の車間距離を推定する試みを行った.状態方程式を車間距離の保存則,観測方程式を追従モデルでそれぞれ定式化し,オンラインで観測される車両の加速度と速度を計測して,アンセンティッドカルマンフィルタまたはパーティクルフィルタで車間距離を動的に推定した.推定精度の検証結果を報告する....

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  • 開口部を有するRC造建築物前面における津波浸水深の推定法

    松冨 英夫, 小野 奈那子 土木学会論文集B2(海岸工学) 71 (2), I_361-I_366, 2015

    ...建築物に作用する津波の水平力と鉛直力は建築物の前面浸水深が評価できれば既往の研究成果を用いて評価できる状況にある.これを背景に入射津波条件を用いた幅広の開口部を有する孤立したRC造建築物における前面浸水深の推定法を二つ示している.一つはエネルギー保存則,もう一つは運動量保存則に基づいている.エネルギー保存則に基づくものにおいて新たに定義した広義のエネルギー損失係数の評価例を示している.既往や本研究の...

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  • エネルギー保存則による浸水評価を用いた広域に亘る施設群の津波リスク評価

    福谷 陽, 徳永 英, 佐藤 一郎, 今村 文彦 土木学会論文集B2(海岸工学) 71 (2), I_1549-I_1554, 2015

    ...本稿では比較的広域に亘って散在する施設群全体が保有する津波リスクを定量的に評価する手法を提案する.広域に亘って散在する施設群の各立地点での津波浸水深の評価手法として,エネルギー保存則による評価手法を採用することで,非線形長波方程式を用いた評価手法と比較して,計算コストの大幅な削減を可能とした.提案する津波リスクの定量評価手法は,自社施設等の資産を各地に複数所有する事業者や広域に亘って契約者が存在する...

    DOI Web Site Web Site 参考文献2件

  • 津波波力および建物耐力の確率分布を考慮した建物被害確率予測法に関する研究

    泉宮 尊司, 山森 隼人 土木学会論文集B2(海岸工学) 71 (2), I_931-I_936, 2015

    ...本研究では,3次元津波流れに対し運動量の保存則を適用して,津波波力を理論的に評価している.東北地方太平洋沖地震津波の浸水深あるいは津波高の確率分布関数を調べ,2母数対数正規分布が精度良く適合することが示された.また,津波波力評価式を用いて,浸水深およびフルード数の確率分布を考慮して,津波波力の確率密度関数を算定した.津波波力<i>F</i>および建物耐力<i>R</i>の確率密度関数が2母数の対数正規分布...

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  • 有限体積法を用いたレベルセット法に基づく非圧縮性粘性流れのトポロジー最適化

    古口 睦士, 矢地 謙太郎, 山田 崇恭, 泉井 一浩, 西脇 眞二 日本計算工学会論文集 2015 (0), 20150002-20150002, 2015

    ...有限体積法は, 離散化した各要素内において保存則を満たすように定式化した数値解析手法で, 状態方程式に存在する対流項や拡散項をガウスの積分定理により領域積分から境界積分に変換でき, 数値積分においても中点公式を用いる. また, 非構造格子を扱える汎用性の高さという利点もあり, 流れ場の数値解析法として広く利用されている....

    DOI 被引用文献1件

  • 用排兼用の農業用水路網における掛流し灌漑時の水温変動 -手取川七ヶ用水を対象として-

    木村 匡臣, 小林 聡, 飯田 俊彰, 久保 成隆 水文・水資源学会研究発表会要旨集 28 (0), 100083-, 2015

    ...<br> そこで,用水が水路を流下する間に,気象要因と水田からの排水の還流を受けてどのように水温が変化するかを追跡するために,水温の移流方程式(水路内の水温の保存則と流量の連続式を連立して導かれる)を差分化して数値計算を行うモデルを作成した.水田からの排水の温度には,大気-植生-田面水間の鉛直方向の熱移動を考慮して田面水温,群落内気温・比湿,葉温を変数として解くことにより,水田水尻水温を計算してこれを...

    DOI

  • 位置の測定装置における時間発展演算子III

    小杉, 誠司, KOSUGI, Seiji 淑徳短期大学研究紀要 53 1-13, 2014-02-25

    位置の測定装置における対象粒子とプローブの相互作用が,相対座標の関数であるポテンシャルで表わされる場合に,相互作用後の粒子とプローブの位置演算子を求め,線形性の仮説が成立していることを示した.von NeumannやOzawaは,相互作用後の演算子を求める際に,運動エネルギーを無視するという近似をおこなっている.運動量を保存する相互作用の場合に,運動エネルギーを無視しないで正確に相互作用後の位置…

    機関リポジトリ Web Site

  • 大型ディーゼルエンジンにおけるエネルギー収支解析

    島田 一昭, 内田 登, 長田 英朗, 青柳 友三 自動車技術会論文集 45 (4), 621-626, 2014

    ...エンジンのエネルギー収支を把握することは,燃費低減策の検討に有効と考えられる.本研究では,エネルギー収支の解析手法の一つであるエネルギー保存則に基づくヒートバランスの計算を実施し,特に最新のディーゼルエンジンにおける壁面熱損失の制御因子の寄与度を明らかにすると共に,従来からの実験式の検証を実施した....

    DOI Web Site

  • 地盤内密度流の表現手法と適用性の検討

    野村 瞬, 前野 賀彦 土木学会論文集A2(応用力学) 70 (2), I_735-I_742, 2014

    ...近年,地盤に漏出した汚染物質が地盤内を拡大する例が報告されている.間隙水に溶解する汚染物質の移動は移流分散現象として整理されるが,溶媒の質量に対して溶質の溶解量が無視できない場合,溶液の移動はより複雑になる.本研究では,溶液,溶質の質量保存則から浸透方程式,移流分散方程式を導出し,密度変化を伴う溶液に関して水頭の取扱いを整理し,間隙溶液の密度変化に伴う物質の運動を考慮可能な数理モデルを構築した.構築...

    DOI 参考文献1件

  • 高低マッハ数に適用可能な3次元圧縮性流体の数値解析手法

    青木 一真, 牛島 省, 宮木 伸, 鳥生 大祐 土木学会論文集A2(応用力学) 70 (2), I_289-I_296, 2014

    ...本研究では,高低マッハ数の圧縮性流体を対象とした3次元数値解析手法を提案し,その適用性を検証した.本手法では,質量・運動量・内部エネルギーの保存則に加えて,理想気体の状態方程式を基礎式とする.3次元コロケート格子上で有限体積法により保存則を離散化し,C-ISMAC法と高次精度TVDスキームを利用して,それらを安定に計算するアルゴリズムを示す.さらに,at MPI,OpenMPによる並列化により計算時間...

    DOI 参考文献3件

  • 圧縮性流体と固体の熱連成場における流体解析手法

    鳥生 大祐, 牛島 省, 青木 一真 土木学会論文集A2(応用力学) 70 (2), I_165-I_172, 2014

    ...での平均ヌセルト数は既往の計算結果と概ねよく一致した.また,容器からの圧縮性気体の漏えいに対する数値実験を行ったところ,漏えいに伴う温度,流速分布,圧縮性気体の密度,容器内の圧力変化が再現可能であること,計算領域内で質量保存則が高精度に満足されることを確認した....

    DOI 参考文献6件

  • 津波波力および建物耐力の確率分布を考慮した被害確率分布の評価法に関する研究

    泉宮 尊司, 吉田 裕一, 石橋 邦彦 土木学会論文集B3(海洋開発) 70 (2), I_444-I_449, 2014

    ...運動量保存則を用いて,浸水深,流速の関数として建物の単位幅当たりの津波波力の算定式が提案された.その関係式は,浸水深,フルード数および流向の関数としても表され,補正係数を用いることで実測の津波波力の合力を精度よく評価できることが示された....

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  • マルチモーメント制約型流束再構築法におけるWENOリミターの構築

    孫 紫尭, 肖 鋒 理論応用力学講演会 講演論文集 63 (0), 183-, 2014

    マルチモーメント制約を用いた流束再構築(Flux Reconstruction)法に適したWENO(Weighted Essentially non-oscillatory)リミターを提案する。本手法は以下の2点において既存手法と根本的に異なる。1)本手法はWENOを再構築の際に格子内の局所高次補間が持つ情報を最大限に活用し,従来のWENO法よりコンパクトなステンシルで高次補間を構築できる。2)…

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  • 閉領域内の非等温流れの数値解法に関する考察

    池田 俊一, 牛島 省, 青木 一真, 鳥生 大祐 理論応用力学講演会 講演論文集 63 (0), 174-, 2014

    ...本来保存されるはずの総質量が,領域内の温度変化とともに変化してしまうという問題がある.上記のブシネスク近似に関わる問題点について,従来のブシネスク近似を用いる手法と,保存則を満足する圧縮性を考慮した数値解法などを用いて,本法では簡単な考察を試みる....

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  • 樹幹表面積一定の法則

    井上 昭夫, 西園 朋広 日本森林学会大会発表データベース 125 (0), 59-, 2014

    ...このことは,単位面積あたり樹幹表面積合計には保存則が成立しており,その上限値は林分密度とは独立であることを意味する。この現象を「樹幹表面積一定の法則」と名付けた。<br><b>【謝辞】</b> 本研究は,科研費(課題番号:24780155,代表者:井上昭夫)の助成を受け実施した。...

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  • 定常伝搬する予混合火炎のレベルセット法モデルの定式化について

    大島 伸行 計算力学講演会講演論文集 2014.27 (0), 603-604, 2014

    ...本研究では,保存則に支配される界面現象に対して勾配フラックスに基づく新たな定式を用いて予混合燃焼の火炎モデルが導出され,新たな物理概念として局所火炎速度が定義される,これより定常伝搬する薄い界面の数値解析において付加的な再初期化操作を用いることなしに定常安定な数値計算法が得られる.また,この定式に基づいて,マクロな濃度・温度勾配が無視できない拡散律速火炎,乱流場での平均化された火炎片モデルの再構築がえられる...

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