タクシー配車アプリのDiDi、宮城でもサービス提供
中国配車大手の滴滴出行とソフトバンクが出資するDiDiモビリティジャパン(東京・千代田)は12日から、仙台市や宮城県松島町、七ケ浜町、利府町でタクシー配車サービスを始めたと発表した。第一交通産業グループなどタクシー会社6社と提携した。ビジネス客や訪日外国人客の利用を見込む。
DiDiモビリティジャパンは国内外1000都市以上でサービスを提供しており、宮城県内は国内12カ所目。東北ではすでに青森県内で展開している。配車サービスのスマートフォンアプリで唯一、QRコード決済サービス「PayPay(ペイペイ)」に対応している強みを生かし、宮城県内で増えている台湾人客などを取り込む考えだ。
利用者はスマホで専用アプリをダウンロードし、目的地や支払い方法、乗車位置を入力すると、人工知能(AI)が最も近いタクシーを配車する。利用客に5分以内に配車できるようにタクシーを最適配置する方針。タクシー運転手には今後、配車集中エリアを表示するサービスを提供する予定だ。
12日~10月11日にアプリに登録し、宮城県内で利用した人を対象に4000円分のクーポンを贈るなどのキャンペーンを実施する。