インド西部でつり橋が崩落、141人死亡 補修工事の直後
【ムンバイ=花田亮輔】インド西部グジャラート州モルビで30日夜、つり橋が崩落した。地元メディアによると、141人が死亡した。崩落時には大勢の人々が橋の上におり、350人程度が川に転落したとみられている。在ムンバイ日本総領事館によると、これまでのところ日本人の被害情報は確認されていない。
ロイター通信などによると崩落した橋は230㍍の長さで、英国植民地時代の19世紀に建設された。補修工事を終えて、26日に利用が再開されたばかりだった。
インドは下旬にヒンズー教の新年「ディワリ」の祝日を迎え、事故当時は子どもを含む多くの観光客が現場にいたという。目撃者によると橋は短時間で崩落し、グジャラート州政府は原因を調査する委員会を立ち上げた。
モディ首相は30日にツイッターに「悲劇を深く悲しんでいる」と投稿し、救助隊の緊急動員や被害者への支援を表明した。グジャラート州はモディ氏がかつて州首相を務めたお膝元として知られる。
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