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【中日】立浪ミッション遂行! “5イニング限定男” 松葉が1失点今季初白星+ブルペン4人が零封リレー

2022年5月8日 06時00分

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3回表を三者凡退に抑えベンチに戻る松葉

3回表を三者凡退に抑えベンチに戻る松葉

◇7日 中日2-1阪神(バンテリンドームナゴヤ)
 大野雄の延長10回完封劇の後は、5投手による盤石リレーだ。中日は7日、阪神戦(バンテリンドームナゴヤ)で1点差を逃げ切り2ー1の辛勝。先発・松葉貴大投手(31)が本拠地5回限定の仕事をきっちりこなし、今季初勝利を手にした。これでチームは貯金2。3年ぶりの満員御礼となった3万を超える大観衆に、接戦の強さを見せつけた
◇ ◇ ◇
 指揮官から託されたミッションを遂行した。先発・松葉だ。1点リードの4回1死二、三塁から大山を三ゴロ、小野寺を空振り三振に仕留めてガッツポーズ。立浪監督から指令に応える5イニングを1失点に封じ、3年ぶりの満員御礼となった3万6177人の竜党の前で今季初勝利をつかんだ。
 「自分のプライドよりも、チームの役に立って必要な存在であり続けたい。どんな形であれ、自分に勝ちがつかなくても、一番はチームが勝ってくれること」
 今季2試合目の4月23日の巨人戦(バンテリン)は、5回までゼロを並べるも6回に降板。残した走者が決勝のホームを踏んで敗戦投手になった。翌日の試合前練習後のことだ。グラウンドで指揮官に呼び止められた。
 「どうだ。5回でもいいか?」
 それも本拠地限定。勝ち星が伸びないリスクも説かれたが、左腕はためらわず二つ返事で快諾した。そこからは万事に前向き。ゴールを5回と定めた以上、手札は隠さない。この日はチェンジアップを多投し、凡打の山を築いた。
 先発投手は6イニング以上で自責3以下の「クオリティー・スタート」が一定の指標。ただ5イニング限定の男は、自らクリアすべき基準を胸にマウンドに向かう。「やっぱり5回までなら、ゼロで帰ってくるのが仕事。1点をやるのはダメなことだと思う。チャンスもつくらせないことが大事」
 そんな松葉に対し、立浪監督は新たなミッションも示唆。試合後、笑顔を浮かべ「どうしても困ったときにね。中3日とか」と不敵な笑みを浮かべた。松葉の球数はこの日、63球。これを伝え聞いた左腕は、大まじめに言い切った。
 「疲れて降りているわけではないので中3、4日でと言われたら『もちろん任せて下さい。そこでも必ず結果を残してみせます』と言えるだけの準備をできる自信はあります」。今季5回までの防御率は驚異の0・45。松葉が唯一無二の先発像を作り上げていく。
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