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徳島銀と大正銀、合併は20年1月 本店は徳島

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トモニホールディングス(HD)は10日、傘下の徳島銀行(徳島市)と大正銀行(大阪市)の合併期日を2020年1月1日とし、本店を現在の徳島銀に置くことで両行が基本合意した発表した。システム統合などを通じて経営効率を高め、重視する関西地区で競争力を強める。トモニHDは合併行と香川銀行(高松市)の2行体制となる。

合併行の名称は「徳島大正銀行」。徳島銀を存続会社とする吸収合併方式にする。合併と同時に基幹システムを統合する方針で安全性を担保するため、年始の1月1日の日程にしたという。今後、関係当局の認可手続きなどを進める。

徳島銀は事業性融資や中小企業取引、大正銀は住宅・不動産にそれぞれ強みを持つ。記者会見したトモニHDの中村武社長は「銀行名に愛着を持つ顧客も多く、両行の名前を残した」と説明。現時点では店舗網などは維持する考えだが店名などの重複は解消する。

トモニHDは香川、徳島両銀が経営統合して10年に発足。商流などでつながりが深い関西地区の強化に向け、16年4月に大正銀を傘下に加えていた。

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