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検索結果 773 件

  • 2013年から2022年までに広島県で検出されたノロウイルスGII.2及びGII.4 Sydneyの遺伝子解析

    末井 真菜, 伊藤 彩乃, 重本 直樹 広島県立総合技術研究所保健環境センター研究報告 31 (0), 7-12, 2023-12-01

    ...ジャンクション領域で遺伝子の組み換えが頻発することが知られており,ORF1のRdRp領域とORF2のCapsid領域の両方を用いて遺伝子型別を行うDual Typing法が推奨されている.今回,2013年から2022年までに当センターで検査を実施した急性胃腸炎患者のノロウイルス陽性検体のうち,検出数の多かったノロウイルスGII.2とGII.4 SydneyについてDual Typing法で遺伝子型別を行い,系統樹解析...

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  • SSRマーカーによるキハダの系統地理学的解析

    稲永 路子, 武津 英太郎, 平尾 知士, 織部 雄一朗, 磯田 圭哉, 山田 浩雄 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 377-, 2023-05-30

    ...遺伝距離<i>D</i><sub>a</sub>を使用した近隣結合法による系統樹では、北海道・東北・新潟・長野北部、北陸・中国地方、本州太平洋側・四国・九州・韓国がそれぞれ比較的まとまったクレードを形成した。STRUCTURE解析では最適クラスター数<i>K</i>=2となり、北海道・東北・新潟・長野北部ではクラスター1、本州太平洋側・四国・九州・韓国ではクラスター2の個体が優勢であった。...

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  • スギ林の異なる基質が根圏におけるアンモニア酸化アーキア群集に与える影響

    大上 楽, 北上 雄大, 松田 陽介 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 644-, 2023-05-30

    ...を作成した.その結果,根圏土壌におけるアーキアと細菌のamoA比は,低pHほど高くなる傾向にあった.系統樹推定から,アーキアのamoA配列は既知の分類群と異なるクレードを形成した.発表ではアーキアと細菌の硝化おける相対的な寄与と系統関係を,生息場所における環境条件と関連づけて決定要因を考察したい....

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  • 大規模ゲノム情報を活かすプラットフォームTASUKE の開発と活用の現状

    熊谷 真彦, 坂井 寛章 農研機構研究報告 2023 (13), 89-97, 2023-03-31

    ...塩基対の解像度から最大2,000 万塩基対までの広い範囲の情報をスムーズに閲覧することが可能である.これにより,各サンプル間の関係を遺伝子から広域なゲノム領域のレベルで理解することができ,また,GWAS 結果から表現型多型の原因遺伝子の候補を探索することが容易になる.さらに,ゲノムデータの閲覧から得られた情報を実験で活用するため,任意の多型サイトや領域に対して,多型情報を考慮したプライマーの設計や系統樹作成等...

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  • 生物の分類に必要な数量的思考 : 進化を学ぶ前にできること

    樋口 真之輔 研究紀要 : 神戸大学附属中等 論集 7 15-21, 2023-03-31

    ...この表を基に、生徒は手計算が可能な系統樹構築の手法であるUPGMA(平均距離法)により、簡易な系統樹を作成した。本取組みにより、生徒が系統の階層性や中間的な分類群の存在を認識でき、以降の学習で進化の視点を踏まえて生物系統を 考えるための素地を形成できた。...

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  • 沖縄沿岸域から採取した微生物群を用いた砂質土固化とその特徴

    屋比久 雄斗, 松原 仁 土木学会論文集 79 (8), n/a-, 2023

    ...しかしながら,地盤固化に有用な土着微生物を微生物資源としてストックするための研究はあまり進んでいない現状がある.本研究では,この技術の沖縄地域での適用を指向し,当該地域の沿岸域における有用微生物を同定し,その菌叢を明らかにするために16S rRNA遺伝子解析を行った.分析の結果,試料を採取したすべての地点で有用微生物の存在が確認されたものの,固化の程度は採取地に依存することが明らかとなった.また,分子系統樹解析...

    DOI Web Site 参考文献23件

  • 伊豆諸島における火山災害対策

    渡辺 秀文 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 101-, 2023

    ...自然・社会的条件の特性の考慮,避難対象者の類別,島外避難の判断要素の整理,緊急時の避難の検討に必要な詳細情報(避難方法,経路,所要時間など)及び防災対応において必要となる関連資料の整理収録,<b>3.火山避難計画の構成と内容</b>避難計画は本編,マニュアル編,附属資料で構成され,その概要を以下に列挙する.本編:基本情報(自然・社会条件,噴火履歴),想定される火山活動(噴火ケースと火山現象,噴火事象系統樹...

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  • 曲鼻猿類の脳函エンドキャスト形態における多様性と進化のパターン

    豊田 直人, 西村 剛 霊長類研究 Supplement 39 (0), 28-28, 2023

    ...さらに、分子系統樹を遡って祖先形態を推定し、系統樹上の進化速度やそのパターンを推定することで、多様化の過程を復元した。解析の結果、曲鼻猿類の脳函エンドキャストは、各科ごとに特徴的な形態を示すことが分かった。さらに、そのような特徴をもたらす進化のプロセスには、加速および減速する時期がみられた。これは、速度の一定性を想定する帰無仮説よりも、有意に高い周辺尤度の値によって統計的に支持された。...

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  • 石垣島で発見された日本新産種ユビコケシノブ <i>Hymenophyllum digitatum</i>(コケシノブ科)

    海老原 淳, 仲宗根 忠樹 植物研究雑誌 97 (6), 323-328, 2022-12-20

    ...ヒトの指のような形状をしていることに由来することから,和名もそれに合わせてユビコケシノブと新称する.旧熱帯に広大な 分布を持つ本種の新北限となるばかりでなく,subgenus <i>Sphaerocionium</i>(テガタホラゴケ亜属)としても日本で の初記録である.石垣島産個体の葉縁に生じる黒褐色で分枝しない短い毛は,ユビコケシノブに特有のものであ る.葉緑体<i>rbcL </i>遺伝子の系統樹...

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  • マメ科アコウマイハギ連ササハギ属の花粉形態と分類学的位置

    大橋 広好, 大橋 一晶, 葉 繽 植物研究雑誌 97 (5), 260-269, 2022-10-20

    ...<p>マメ科ササハギ属は旧世界熱帯・亜熱帯に25–30種あり,インドが分布の中心で11固有種を含む17種が知られている.日本には1種自生し,1種が帰化している.これまでの分類体系ではササハギ属は何属に近いのか一定していなかったが (Table 1),分子系統解析の結果得られた系統樹では従来の分類体系の位置と異なり,古い定義のヌスビトハギ属<i>Desmodium</i> に含まれていた<i>Bouffordia...

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  • 系統樹に基づくスケーラブルなマルウェアクラスタリングのオンライン処理手法の実装と評価

    何, 天祥, 韓, 燦洙, 田中, 智, 高橋, 健志, 竹内, 純一 コンピュータセキュリティシンポジウム2022論文集 184-191, 2022-10-17

    ...IoT マルウェアの亜種や新種の急増に対応するため,大規模なマルウェアセットを効率的に解析する需要が高まっている.クラスタリングは解決策の1つであり,我々の先行研究ではスケーラブルなかつ高速なマルウェアクラスタリング手法である高速近似法を提案した.本稿では,高速近似法に基づいたオンライン処理手法を提案する.本手法は新たな検体が追加される際,系統樹を作り直すことなく,逐次的に新しい検体を系統樹に挿入する...

    情報処理学会

  • 雄と雌のミトコンドリアCO1を用いたカラスガイ族の交雑種の検出

    築根 遼, 中野 律久, 菅谷 亮介 化学と生物 60 (10), 544-547, 2022-10-01

    ...<p>淡水二枚貝であるカラスガイ族のミトコンドリアの両性遺伝を利用し,交雑種が検出できないかを研究した.各地の雄のサンプルを用いて,精子から雄ミトコンドリアのDNAを,体細胞から雌ミトコンドリアのDNAを抽出し,CO1領域の塩基配列を決定し雌雄の系統樹を作成した.この系統樹において,雌雄で異なる種として同定された割合は約26%(5/19)であった.これらは交雑種であり,種間や属間で交雑が起きていることが...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 真核生物の多様性

    神川 龍馬 化学と生物 60 (8), 393-401, 2022-08-01

    ...このような膜で囲まれ,DNAが局在する構造である核やミトコンドリアが存在しない生物は原核生物と総称される.原核生物と真核生物は,すなわち上述のように細胞内構造から支持されるグループ分けである.このように,「なぜ分けるべきか」という理由を視覚的に極めて理解しやすいグループ分けが真核生物と原核生物である.しかし,この真核生物・原核生物という分け方は,現在受け入れられている進化の道筋には一致しない.原核生物は,系統樹上...

    DOI Web Site 参考文献22件

  • 理科授業後の中学生の進化についての認識調査

    山野井 貴浩, 小川 博久, 川島 紀子 理科教育学研究 63 (1), 215-223, 2022-07-31

    <p>中学校理科における進化の学習では,脊椎動物は祖先を共有しながらも進化してきたことを理解させることが求められている。これまで進化のしくみや進化の定義に関する認識調査は中学生対象になされてきたが,祖先共有の認識についての調査は国際的にもほとんど行われていない。そこで本研究は,中学生の祖先共有の認識と他の進化認識との関係を明らかにするため,5つの質問群から成る質問紙を作成し,進化の学習を終えた中…

    DOI Web Site 参考文献8件

  • 分子系統樹解析による沖縄島近海産シガテラ原因魚種判別法

    大城 聡子, 角 拓人, 今井 秀行 日本水産学会誌 88 (4), 271-283, 2022-07-15

    ...さらに沖縄衛環研へ搬入されたシガテラの原因検体からDNA抽出し,16S rDNAによる分子系統樹解析を行った。その結果,シガテラ原因検体の種判別に成功し,証拠標本に基づく分子系統樹判別の有効性が確認された。</p>...

    DOI Web Site 参考文献15件

  • 全ゲノム情報を用いた黒麹菌Aspergillus luchuensisの系統解析

    塚原, 正俊, 東, 春奈, 水谷, 治, 山田, 修, 外山, 博英 日本醸造協会誌 = Journal of the Brewing Society of Japan 117 (6), 413-421, 2022-06

    ...41株の黒麹菌および近縁種の菌株のゲノム情報を比較することで系統樹を作成したところ,A. luchuensisとA. niger,A. tubingensisは区別し得ることが確認された。また,詳細な系統樹より,A. luchuensisは2つのグループ(AおよびSK)に大別でき,醸造特性が異なる商用株はそれぞれ異なるグループに分配されていることがわかった。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 系統樹の空間における形状制約つき密度推定 (ベイズ法と統計的推測)

    髙澤, 祐槻, 清, 智也 数理解析研究所講究録 2221 38-54, 2022-06

    ...近年,推測された系統樹の集合をある距離空間上に埋め込み統計的に分析する研究がなされている.本稿では,この系統樹空間における統計手法のいくつかを紹介した上で,ノンパラメトリック密度推定手法の一つである対数凹最尤推定を系統樹の空間に応用することを考える.この推定量の存在条件,一意性に関する結果と低次元の場合の計算アルゴリズムを示し,既存のカーネル密度推定の手法と数値的に精度比較を行う....

    HANDLE

  • シニア世代を主対象とする生涯学習教育としての分子生物学実験・実習の実践と工夫

    内田 英伸, 松崎 素道, 佐藤 剛, 内田 美重, 朽津 和幸, 永田 典子, 奥野 誠, 井上 和仁, 森 義仁 名古屋文理大学紀要 22 (0), 71-83, 2022-03-31

    この20年あまり,文部科学省は多くの大学に生涯学習体制の整備を進めるよう促してきた.しかしながら,分子生物学の教育を生涯学習教育の一環としてとらえ,その授業の構成と内容を十分検討した例はほとんどなかった.本報文では分子生物学の実験・実習の授業を通信教育機関である放送大学において3年間実践し,シニア世代を含む受講生に対しアンケートを行い,それを基に授業を工夫し,それをフィードバックした授業を提示す…

    DOI Web Site

  • ナシ葉退緑斑点随伴ウイルスの国内分離株の遺伝的多様性

    竹山 さわな, 鈴木 良地, 神山 光子, 千秋 祐也, 𡈽田 聡, 久保田 健嗣 日本植物病理学会報 88 (1), 1-11, 2022-02-25

    ...PCLSaVが,日本国内の広い地域で発生しているとともに,ニホンナシおよびセイヨウナシにおける葉の退緑斑点症状の発生に関与していることが強く示唆された.また,2017~2020年に採取されたPCLSaV分離株の遺伝的多様性解析を行った.日本の分離株はRNA1–RNA5で共に99.2~100%と,非常に高い配列同一性を示した一方で,中国の既報の3分離株間の同一性は90.4~99.5%と低かった.分子系統樹解析...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献23件

  • RAPD分析を用いた日本のトウガラシ(<i>Capsicum annuum</i>)在来品種の類縁関係の解析

    松島 憲一, 伊藤 卓也, 北村 和也, 根本 和洋, 南 峰夫 園芸学研究 21 (4), 391-399, 2022

    ...<p>日本産在来トウガラシ52品種を用いてRAPD法により多型解析を行いその類縁関係を解析した.その結果に基づくUPGMA法による系統樹ではI~Vの5つのクラスターに分類することができ,そのうちのクラスターIVは2つのサブクラスターに分けることができた.クラスターIおよびIIは京都の伏見系4品種と石川県の ‘剣崎なんばん’,クラスターIIIは上向き着果の香辛料用品種,クラスターIVのサブクラスターIV-a...

    DOI Web Site 参考文献17件

  • がんゲノムプロファイリングに有用なミスセンス変異有害性予測ツール

    池田 健 道南医学会ジャーナル 5 (1), 1-6, 2022

    ...アミノ酸置換障害度をもとにタンパク質機能への影響から予測する方法、進化系統樹の配列保存性によって予測する方法および他のツールのスコア等を統合して予測する方法(アンサンブル法)である。各ツールには、構築に用いたデータや予測モデルの違いによって特徴があり、予測精度にも差がある。...

    DOI 医中誌

  • 砂に潜るタマサンゴに認められる横分裂による世代交代

    千徳 明日香, 清水 啓介, 名嘉 翼, 徳田 悠希 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 98-, 2022

    ...未記載種は,莢部の直径が2 mm程度の円柱状で,サンゴ体周囲に明瞭な壁を有し,コステが認められないなど,外部形態はタマサンゴと大きく異なった.しかし,隔壁や軸柱などの莢部内の形態学的特徴が,成長最初期のタマサンゴと一致した.さらに,一部のものでは莢部内の骨格が下に凸の半球状にえぐられた個体も認められた.分子系統解析では,未記載種 4 個体とタマサンゴ 4 個体について5つの遺伝子領域の塩基配列を決定し系統樹...

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  • 日本産ウグイの遺伝的関係

    KAWAI Koichiro, SAIKA Daisuke, SAITO Hidetoshi 広島大学総合博物館研究報告 13 1-8, 2021-12-25

    ...ハプロタイプ系統樹では若狭湾-伊勢湾を結ぶ線を境に大きく東西のグループに分かれたが,糸魚川-静岡構造線を跨ぐハプロタイプが見られた。さらに北上川・熊野川・仁淀川水系などの大河川の上流域に深く分岐した系統が見られることが明らかになった。...

    DOI 機関リポジトリ

  • <i>Phyllosticta</i> 属菌を中心とした植物病原微生物の分類・同定支援システムの情報基盤拡充への取組

    月居 佳史, 埋橋 志穂美, 佐藤 衛 関東東山病害虫研究会報 68 (1), 17-23, 2021-12-01

    ...ITS 及び Actin バーコード遺伝子領域を用いて,分子系統樹を作成したところ,ツタ属,カンキツ類,スギ属,マキ属,ツツジ科,カエデ属及びマンサク属から分離された菌株は,高いブートストラップ確率で支持される単系統を形成した。また <i>P. citrichinensis</i> と同一クレードに含まれた,カンキツ類由来の 2 菌株の分生子の形態は,原記載とほぼ一致した。...

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  • 輸入肥育用馬における腺疫菌の保有状況調査及び分離菌株のSeM遺伝子解析

    中島 渓, 粕谷 和史, 大島 芙美, 漆崎 祥平, 鵜飼 寿, 住吉 理穂, 田上 勝則, 丹羽 秀和 日本獣医師会雑誌 74 (10), 636-639, 2021-10-20

    ...された肥育用馬1,303頭の腺疫菌の保有状況調査を実施したところ,フランス産の無症状馬11頭からrPCRにより腺疫菌の遺伝子が検出され,そのうち3頭から腺疫菌を分離した.この3株に,2018~2019年にカナダ産肥育用馬及びベルギー産乗用馬の腺疫発症馬から分離された4株を加えた計7株のSeM遺伝子領域のDNA解析を実施したところ,フランス由来2株が新たなSeM型(SeM-200)に型別された.また分子系統樹解析...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献20件

  • モデリングから見る小説における助詞の経時変化

    李 広微, 金 明哲 情報知識学会誌 31 (3), 371-383, 2021-09-30

    ...を把握するうえで重要な要素であり,その経時変化の考察は,言語及び文体の変遷過程の一端を明らかにすることにつながる.本研究では,百余年間にわたった近現代小説を分析対象とし,モデリングを通して助詞の経時変化を捉え,小説の言語表現及び文体との関わりについて考察を試みた.具体的には,1910年から2014年に出版された小説のコーパスを作成し,助詞の使用データ状況について計量分析を行った.計量分析には,まず系統樹分析...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献1件

  • バイオインフォマティクス

    阿久津 達也 情報の科学と技術 71 (6), 247-251, 2021-06-01

    ...具体的には,配列アラインメント,配列検索,遺伝子発見,進化系統樹推定,ゲノムワイド関連解析,タンパク質立体構造予測,遺伝子発現データ解析,生体ネットワーク解析などについて簡潔に説明する。日本におけるバイオインフォマティクス研究の歴史や発展についても紹介するとともに,近年における新たな展開や今後の展望について議論する。</p>...

    DOI Web Site 医中誌

  • カラマツのFT/TFL-like遺伝子の部分塩基配列の決定とその発現特性

    中島 剛, 五十嵐 恵, 赤田 朝子, 初山 慶道 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 418-, 2021-05-24

    ...LkFTLと既知のFT/TFLファミリー遺伝子の配列情報を用いて系統樹を作成した結果、トウヒ属のFT/TFLと最も相同性が高かった。また、特異的プライマーを設計してLkFTLの発現特性をリアルタイムPCR法により調べた結果、9月の花芽で相対発現量が最も高く、同時期の葉芽の約3倍であった。今後、LkFTLの機能解析を進めることでカラマツの開花を制御する技術開発に繋がる知見を得ることが期待される。...

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  • リター層と土壌層における細菌の群集と機能の小集水域スケールの空間分布

    執行 宣彦, 古澤 仁美, 山下 尚之, 長倉 淳子, 眞中 卓也, 山田 毅, 平井 敬三 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 492-, 2021-05-24

    ...本発表では、真正細菌の16S rRNA遺伝子V4領域を対象としたアンプリコンシーケンス解析と群集の分子系統樹に基づいた予測メタゲノム解析のデータに基づいて、細菌の群集と機能の小集水域スケールの空間分布について議論する。</p>...

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  • 天然酵母パン種に含まれる酵母の多様性と、数種酵母の性質

    岩間, 正典, 菅原, 沙恵子, 武田, 尚, 藤枝, 弥生子, Iwama, Masanori, Sugawara, Saeko, Takeda, Hisashi, Fujieda, Mioko 研究紀要 青葉 Seiyo 12 (2), 71-81, 2021-03-15

    ...S. cerevisiae について分子系統樹を作成したところ、清酒酵母協会7号とも比較的近縁で、フランス産パン酵母とは違いが大きく、国内で採取される酵母は比較的近縁なものが多いことが推測された。発育良好なS. cerevisiae についてアルコール発酵試験を行ったところ、協会7号と同等かそれ以上の発酵速度の株が数株得られた。今後醸造試験及びエタノール産生試験を進める。...

    機関リポジトリ Web Site

  • 八戸周辺河川における糞便汚染の解析

    佐々木 麗花, 佐藤 静留, 矢口 淳一 八戸工業高等専門学校紀要 55 (0), 63-68, 2021-02-19

    Microbial source tracking of fecal pollution in four rivers around Hachinohe was performed using host- specific genetic markers and high-throughput sequencing techniques. The concentrations of …

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  • 高知県における天然海産アユの遺伝的集団構造

    占部 敦史, 長岩 理央, 隅川 和, 石川 徹, 岡村 雄吾, 野口 大毅, 海野 徹也 水産増殖 69 (4), 291-298, 2021

    ...無根系統樹や主成分分析の解析では,県内8河川の天然海産集団は一つにまとまった。そのため,高知県では県内全域の天然海産アユを単集団として扱い,資源管理や放流事業を実施することが望ましいと考えられた。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • エンドウ萎凋病菌の特異検出から見えてきたこと

    小寺 俊丞, 菱池 政志, 小松 健, 有江 力 土と微生物 75 (1), 2-5, 2021

    ...エンドウ萎凋病菌のrDNA IGS領域の塩基配列に基づく系統樹では,日本産萎凋病菌は3つのクレードを形成し,かつ,そのうち1クレードには海外産菌株も含まれ,海外から種子等とともに侵入したことが示唆された。また,エンドウ萎凋病菌が特異的に保持する病原性関連遺伝子(SIX6,SIX13,PDA)をターゲットしたPCR法およびLAMP法によってエンドウ萎凋病菌の特異検出法を確立した。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • <i>Pythium aphanidermatum</i>によるケイトウピシウム立枯病(新称)の発生

    折原 紀子, 西村 武祥, 植草 秀敏, 堀江 博道, 廣岡 裕吏 関東東山病害虫研究会報 67 (1), 19-23, 2020-12-01

    ...分離菌の形態,生育温度特性,ITSおよびCOI領域による分子系統樹ならびにCOII領域の塩基配列の相同性などを精査し,分離菌を<i>Pythium aphanidermatum</i>(Edson)Fitzpatrikと同定した。本菌によるケイトウの病害は本邦では未記録であることから,ケイトウピシウム立枯病(Pythium blight)と命名することを提案する。</p>...

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  • Phylogenetic position estimation of Manokami larch based on complete chloroplast genome

    Chen Shufen, Ishizuka Wataru, Hara Toshihiko, GOTO Susumu 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 447-, 2020-05-25

    ...本研究では、馬ノ神カラマツを含むニホンカラマツ9個体の葉緑体全ゲノム配列を決定し、既に公開されているカラマツ属の近縁5種(グイマツ、チョウセンカラマツ、ヨーロッパカラマツ、シベリアカラマツ、トウカラマツ、各1個体)の葉緑体全ゲノム情報を用いて、カラマツ類の系統樹を再構築した。その結果、馬ノ神カラマツは既存の核ゲノム解析の結果と同様、ニホンカラマツに含まれることが示された。...

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  • カシノナガキクイムシのmtDNA配列に見られたダブルピークについて

    濱口 京子, 後藤 秀章, 升屋 勇人, 鎌田 直人 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 853-, 2020-05-25

    <p> カシノナガキクイムシは、ナラ菌を媒介してシイ・カシ・ナラ類の集団枯死を引き起こす森林害虫である。国内のカシノナガキクイムシには遺伝的な地域差が見られ、その遺伝的隔たりの大きさと形態差からカシノナガキクイムシとされるグループの中には複数の分類群が含まれると考えられる。演者らはこれらの系統分化の状況と生物地理学的背景を明らかにするために、国内外から得られたサンプルを対象とした分子系統解析を進…

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  • 長野県で初分離された感染源不明のHEV subgenotype 4c株による急性E型肝炎の1例

    山岸 雅人, 寺川 偉温, 山本 智清, 鈴木 尚美, 清澤 研道, 薄田 誠一, 岡本 宏明 肝臓 61 (4), 197-203, 2020-04-01

    ...<p>症例は長野県在住で森林伐採業の62歳男性.全身倦怠感と食欲不振のため近医受診したところ肝酵素の著明な上昇があり紹介された.IgA/IgM HEV抗体,HEV RNAが陽性であり急性E型肝炎と診断した.HEV遺伝子株は4cであった.HEV 4c株によるE型肝炎は主として北海道・東北地方から報告されているが長野県では初めてである.本患者株の分子系統樹解析は北海道株に近接していた.患者は猪鹿など野生動物...

    DOI Web Site Web Site 参考文献18件

  • 狭鼻猿- 広鼻猿分岐前のアリル分化に遡るヒトL-Mオプシン遺伝子分化の起源

    松下 裕香, 竹崎 直子, Melin Amanda D., 河村 正二 霊長類研究 Supplement 36 (0), 36-36, 2020

    ...我々は以前、数種類の狭鼻猿類を対象にLとMオプシン遺伝子配列の系統樹解析を行い、イントロン領域では狭鼻猿類の各分類群で独立に遺伝子重複した樹形となるのに対し、LとMオプシンの吸収波長の違いに関わるエクソン領域では狭鼻猿類の共通祖先で遺伝子重複した樹形となることを示した。...

    DOI

  • E型肝炎ウイルスの遺伝子型3型株および4型株迅速鑑別検査法の開発

    飯田 樹里, 小林 悠, 坂田 秀勝, 松林 圭二, 佐藤 進一郎, 生田 克哉, 紀野 修一 日本輸血細胞治療学会誌 65 (6), 858-864, 2019-12-20

    ...<p>E型肝炎ウイルス(HEV)はE型肝炎の原因ウイルスである.北海道では高病原性である4型株の検出頻度が高く,また2例の輸血後感染事例が確認されたため,献血者におけるHEV核酸増幅検査を試行的に実施している.HEV陽性検体についてはRNAの定量に加えて分子系統樹解析による遺伝子型決定を行っているが,これには数日を要する.そこで3型と4型の迅速鑑別法としてマルチプレックスreal-time RT-PCR...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献19件

  • 中学校新入生に「生物多様性」の理解と「進化思考」を促す理科授業開発

    名倉 昌巳, 松本 伸示 理科教育学研究 60 (2), 397-407, 2019-11-29

    ...一方,「生物多様性の理解には進化に関する知識の習得が重要」であり,かつ「分類思考と系統樹思考を柱とした進化思考が多様性の解析手法の基盤である」という2つの提言がある。そこで,本研究ではその2つの提言に基づいて,「身近な植物」としてのタンポポの「分類」を手始めに,雑種タンポポ出現による「多様化」や,水中の小さな生物の「系統的分類」を事例に,進化の入門編を意図した授業を開発した。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献2件

  • <i>Diaporthe eres</i>によるキバナフジ‘ボッシー’胴枯病および随伴するスエヒロタケ菌の病原性との比較

    竹本 周平, 蓑島 綾華, 廣岡 裕吏, 窪野 高徳, ロール シャピュイ, 鳥居 正人, 山田 利博 樹木医学研究 23 (4), 203-214, 2019-10-31

    ...分離頻度が高かった.これらの2菌種を一年枝に有傷接種すると,スエヒロタケが辺材に病原性を示したのに対し,<i>Diaporthe</i>属菌は辺材に加えて原病徴同様に内樹皮を壊死させ褐色に変色させた.分離された<i>Diaporthe</i>属菌のα分生子は卵形から紡錘形,まれに不整形で,無色,単胞,2つの油滴を含み,形態的特徴は<i>D. eres</i>とほぼ一致した.また,6遺伝子座を用いた最尤系統樹...

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  • マイクロサテライト分析に基づく日本のエミュー飼養集団における遺伝的多様度

    輿石, 雄一, 大久保, 倫子, 下井, 岳, 平山, 博樹, 相馬, 幸作, 和田, 健太, Koshiishi, Yuichi, Murata-Okubo, Michiko, Shimoi, Gaku, Hirayama, Hiroki, Souma, Kousaku, Wada, Kenta 東京農業大学農学集報 64 (2), 42-48, 2019-09-24

    ...またアレル共有率に基づく系統樹は5つのクレードを示し,2016年に孵化した個体の約半数は一つのクレードに属した。本研究は,網走市のエミュー集団は遺伝的多様度が低いこと,遺伝的に3-5の異なる系統から構成されること,ならびに2016年に孵化した個体の遺伝的構成が他の世代とは異なることを確認した。...

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  • 2002〜2017年に鹿児島県内で検出された豚サーコウイルス2型遺伝子の系統樹解析

    平島 宜昌, 坂口 善二郎, 北原 尚英, 西中川  淳, 岩尾 俊, 藤岡 舞, 藏前 保, 高木 道浩 日本獣医師会雑誌 72 (6), 339-343, 2019-06-20

    ...<p>鹿児島県で2002〜2017年に実施された豚症例の病性鑑定のうち,豚サーコウイルス関連疾病(PCVAD)と診断された16事例を含む22例の豚の材料を用いて,豚サーコウイルス2型(PCV2)の系統樹解析を行い,遺伝子型を調べた.その結果,遺伝子型aは2002〜2009年の4検体,遺伝子型bは2008〜2017年の13検体,遺伝子型dは2014〜2017年の5検体からみつかり,鹿児島県では2008...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献16件

  • 方言録音文字化資料における拍bigramから見た方言分類

    入江 さやか, 金 明哲 計量国語学 32 (1), 1-18, 2019-06-20

    ...日本の方言は,これまで多くの先行研究によって,語彙・文法・音韻などの違いから,種々に分類されてきた.構造言語学的な体系的基準による分析は当然行われるべきことであるが,現実の言語行動において,実際に使用された頻度を考慮した分類も重要であると考える.そこで,本研究では,自然談話における拍のbigramの頻度データを使用し,近隣結合法を用いた系統樹を作成して,各地方言の分類を行った.その結果,北アルプスを...

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  • ヒゲナガカミキリ族カミキリとザイセンチュウ属線虫の共種分化関係

    土岐 和多瑠, 邱 名鍾, 黃 旌集, 久保田 耕平, 吳 文哲, 富樫 一巳 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 189-, 2019-05-27

    ...我々は、主に日本および台湾産カミキリとそれらから分離された線虫について、核とミトコンドリアDNAの塩基配列に基づく分子系統樹を構築した。その結果、カミキリと線虫には、枯死木利用を祖先的形質として、針葉樹利用や広葉樹生木(枯死直後を含む)利用が進化した傾向が見られた。...

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  • 日本で発見されたナミダタケモドキの新たな隠蔽種

    太田 瞳, 松下 範久, 原口 竜成, 山田 利博, 福田 健二 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 443-, 2019-05-27

    ...得られた塩基配列と海外産ナミダタケモドキの国際塩基配列データベース登録配列を用いて、最大節約法、最尤法、ベイズ法により系統樹を作成した。その結果、日本産の3菌株は、いずれの方法で作成した系統樹においても、既知の5系統とは独立した1つのクレードを形成した。ゆえに、日本産のナミダタケモドキは、海外産のナミダタケモドキとは異なる新たな隠蔽種に属するものと推測された。</p>...

    DOI 被引用文献1件

  • 東海ブロックにおけるHIV-1非サブタイプBの動向調査と伝播性薬剤耐性変異の頻度

    岡﨑 玲子, 重見 麗, 松田 昌和, 久保田 舞, 矢野 邦夫, 鶴見 寿, 奥村 暢将, 谷口 晴記, 志智 大介, 池谷 健, 伊藤 公人, 松本 剛史, 倉井 華子, 川端 厚, 羽柴 知恵子, 中畑 征史, 小暮 あゆみ, 服部 純子, 伊部 史朗, 今橋 真弓, 岩谷 靖雅, 杉浦 亙, 吉村 和久, 蜂谷 敦子, 横幕 能行 感染症学雑誌 93 (3), 298-305, 2019-05-20

    ...された非サブタイプBは11.2%を占めていた.CRF01_AE,サブタイプC,CRF02_ AGが多く,その他にサブタイプA,F,G,ならびにBF組換えウイルスが検出された.推定感染場所は,CRF01_AE,サブタイプC,CRF02_AGいずれも国内が多かった.特にCRF02_AGの感染症例が東海ブロックで増えており(1例:2009~2011,4例:2012~2014,7例:2015~2017),分子系統樹解析...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献7件

  • 生物系統学の系統推定手法を利用した蔵訳『賢愚経』テキスト校訂の試み

    石田 勝世 印度學佛教學研究 67 (3), 1210-1215, 2019-03-25

    ...</p><p>生物系統学を利用した系統推定では各テキストの位置づけが系統樹の上で可視化される.そこで,「アーキタイプは系統樹のルートに近い」という前提に基づいて系統推定手法をテキスト校訂に応用する.アーキタイプに近いテキスト(底本)を見つけるためには,テキストが系統樹のルートに近づくように異読の読みを選択すればよい.試行錯誤による探索でも可能だが,時間と労力を要する.試行錯誤に代わる何らかのヒューリスティックス...

    DOI Web Site Web Site 参考文献1件

  • 幼若雄マーモセット由来伸長精子細胞からの産仔作出

    越後貫 成美, 阿部 由希子, 黒滝 陽子, 中尾 和貴, 饗場 篤, 佐々木 えりか, 小倉 淳郎 日本繁殖生物学会 講演要旨集 112 (0), OR1-30-OR1-30, 2019

    ...2009年のトランスジェニック系統作出成功の報告以降,ヒト疾患モデル動物としての期待が高まっているが,世代間隔が2年以上と齧歯類と比べて長いことが遺伝子改変系統樹立を困難にしている。そこでマーモセットにおける世代間隔の短縮を目的として,マーモセット未成熟精子を用いた産仔の作出を試みた。...

    DOI

  • スイカズラ属植物を化学的・遺伝学的に識別する

    辻本 恭 ファルマシア 55 (4), 344-344, 2019

    近年,メタボローム解析を用いた生薬の品質管理・評価や,特定遺伝子配列情報を応用した基原判別が着目され,広く行われている.さらに,両者を組み合わせることで,網羅的な解析を行うことができ,より詳細な品質管理・評価が期待できる.今回Kangらは,韓国産の6種の<i>Lonicera</i>(スイカズラ)属植物について,種間のゲノム多様性を葉緑体DNA配列に基づいて調べ,それらの系統学的関係を明らかにし…

    DOI 医中誌

  • ジャニーズ事務所に向けた新しいペンライトの提案

    中島 玲奈 日本デザイン学会研究発表大会概要集 66 (0), 432-, 2019

    ...最初に背景についてリサーチを行い、その後、ジャニーズによって販売された153個のペンライトについての情報を集め、年表と系統樹を作成しました。 それらを分析し、その結果に基づいてデザイン要件を決定し、プロトタイプを作成を行った。 それを様々なな人に使用してもらい、いくつかのフィードバックを得た。 分析結果やプロトタイプの結果に基づいて、光の強さが歓声に応じて変化するペンライトを最終提案とする。...

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  • <i>Polyporus ciliatus</i>の日本初報告, 及び日本から記載された異名種の分類学的再検討

    的崎 利規, 服部 力, 桑原 知弘, BOONLUE Sophon, 前川 二太郎, 中桐 昭, 遠藤 直樹, 早乙女 梢 日本きのこ学会誌 27 (4), 140-147, 2019

    ...北海道産<i>Polyporus</i>属種(Polyporales,Basidiomycota)を形態学的,及び系統学的に検討し,日本新産種として<i>P. ciliatus</i>(新称:エゾノアミスギタケ)と同定した.これらのnrLSU領域の塩基配列は中国産およびデンマーク産本種と同一で,系統樹上では,これらはと同じクレードを形成し,さらに,本種は<i>P. longiporus</i>と最も...

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  • 微生物と線虫による重金属回収性能の向上

    山田 航平, 倉橋 健介, 星 英之, 吉原 静恵, 徳本 勇人 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 30 (0), 473-, 2019

    ...さらに、5種類の典型種の配列を用いて、系統樹比較を実施し、線虫種の同定法を確立した。加えて、モデル線虫の亜種で、集団行動をする変異株では、同様の検討で、Cd回収量が増加することを見出した。以上より、重金属耐性と回収に優れた線虫を探索し、プロセス化線虫による発酵汚泥の除染が可能であると推察される。</p>...

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  • 2016年から2017年の東京都におけるA型肝炎ウイルスの分子疫学的解析

    小田 真悠子, 宗村 佳子, 永野 美由紀, 木本 佳那, 奥津 雄太, 新開 敬行, 貞升 健志 食品衛生学雑誌 59 (6), 257-264, 2018-12-25

    ...感染経路の解明や広域集団発生の確認を行うためには,患者検体から検出されたウイルス株の分子疫学的解析が有用であるとされている.そこで2016~2017年に都内で積極的疫学調査として発生届が提出された患者検体108例について遺伝子検査を実施し,HAV陽性となったものについて分子疫学的解析を実施した.99例からHAV遺伝子が検出され,遺伝子型の内訳は,IAが91例,IBが2例,IIIAが6例であった.また,系統樹解析...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか3件 参考文献3件

  • Turf Quality Trait and Genetic Fingerprinting of a New Zoysiagrass Cultivar in Japan

    Kunwanlee Pattamavadee, Tanaka Hidenori, Inoue Takayasu, Hashiguchi Masatsugu, Muguerza Melody, Akashi Ryo 芝草研究 47 (1), 15-24, 2018-10-31

    ...また, この結果を用いて系統樹を作成したところ, 6つのグループに分けることができ, <i>Z. matrella</i>由来の品種はグループIとIVに, <i>Z. japonica</i>といくつかの交配品種はグループIIに集まる傾向が見られた。グループVは全て<i>Z. japonica</i>であり, グループIIIとVIは, それぞれ「ダイアモンド」と「エメラルド」のみであった。...

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  • Indelマーカーを用いた家畜ウシ11集団に対する遺伝的構造および系統解析

    山中 颯, 笹崎 晋史, Hla Hla MOE, Moe LWIN, 下桐 猛, 万年 英之 日本畜産学会報 89 (3), 313-321, 2018-08-25

    ...試み,家畜ウシ集団に対する遺伝的構造や類縁関係,遺伝的多様性の調査を目的とした.各常染色体から29 Indelを選出し遺伝子型判定を実施した結果,26 IndelにおいてPCR増幅と多型が認められた.そのうち8 Indelマーカーを選択し,家畜ウシ11集団を用いた解析を実施した.多様性指標の結果では,<i>Bos taurus</i>よりも<i>Bos indicus</i>の方が低い値を示した.系統樹...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献20件

  • ウミウシ遊泳行動の神経回路機構における相同性と多様性

    櫻井 全 比較生理生化学 35 (2), 85-92, 2018-08-01

    ...ウミウシの遊泳行動には体を背腹方向に屈曲させるものと左右に屈曲させるものに大別されるが,遊泳する種の系統樹上における分布には明瞭な規則性が見られない。例えばトリトニアとウミフクロウはよく似た背腹屈曲型の遊泳運動を示すが,系統的に遠戚であるため独自に獲得した行動と考えられる。それでも遊泳の運動出力パターンを作り出す神経回路には相同なニューロンが含まれ,回路構成にも類似点が多く見られる。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献47件

  • マメ科アコウマイハギ連の新属<i>Sohmaea</i>

    大橋広好, 大橋一晶 植物研究雑誌 93 (3), 155-164, 2018-06-20

    ...けられている(Ohashi 2005, Ohashi and Ohashi 2018, Ohashi et al. 2018).しかし,分子系統学的解析からは<i>Desmodium</i>群には多系統となる属が含まれている(Kajita et al. 1996, Jabbour et al. 2018).そのため<i>Desmodium </i>群についてさらに詳しく分子系統学的解析を進めた結果を図1の系統樹...

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  • 房総半島においてスギと共生するアーバスキュラー菌根菌の多様性

    斉藤 広樹, 松下 範久, 福田 健二 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 686-, 2018-05-28

    ...決定した配列を95%の配列相同性を閾値としたクラスタリングにより操作的分類単位(OTU)に分類した後、各OTUの代表配列に既知のAM菌全21属の代表配列を加えて近隣結合法による系統樹を作成した。その結果、70のOTUが同定されそのうち6OTUが既知の5属と推定された。残りの64OTUは既知の属とクレードを形成せず、所属する属を推定できなかった。...

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  • 日本産ルリクワガタ<i>Platycerus</i>属とその共生酵母の共進化

    久保田 耕平, 渡邉 花奈, 川上 華子, 深津 武馬, 棚橋 薫彦 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 189-, 2018-05-28

    ...また、クワガタの系統樹と共生酵母の系統樹は完全に一致しているわけではなかった。これらのことから、日本産ルリクワガタ属とその共生酵母は、完全ではないものの、共進化していることが明らかになった。本講演ではこれらの進化プロセスやその要因に関する仮説を解説する。</p>...

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  • 琉球語系統樹研究の方法と課題

    狩俣, 繁久, Karimata, Shigehisa 国際琉球沖縄論集 (7) 1-14, 2018-03-30

    ...琉球語、九州方言、八丈方言が日琉祖語からどのように分岐して現在に至ったか、琉球語内部でどのような分岐があったかを明らかにするため、言語地理学の研究成果に照らして検証しながら、音素別、意味分野別、文法項目別等、目的に応じて選定した複数の単語を組み合わせて系統樹を作成する。それぞれの系統特性を解明しながら重層的な変化過程を可視化させるための可能性と課題を提示する。...

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  • 章題の異読を利用した蔵訳『賢愚経』の系統推定

    石田 勝世 印度學佛教學研究 66 (3), 1145-1149, 2018-03-25

    ...<p>チベット大蔵経カンギュル伝承の研究は個別の経典ごとに多くの研究者により行われている.本論文では蔵訳『賢愚経』において「章題の異読」を利用して系統樹が推定できるか検証を試みた.ここで,「章題の異読」とは諸本の対応する章の章題を比較して得られた異読である....

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  • スペクトログラムの階層的クラスタリングを用いたタイムスパン・セグメンテーション抽出について

    澤田, 隼, 竹川, 佳成, 平田, 圭二 情報処理学会論文誌 59 (3), 941-950, 2018-03-15

    ...テクスチャ特徴量による隣接bin間の類似度によってフレーズの近接度および変化量が計算される.並列性および反復性などの大域的な構造は,一連のbinの自己相似性行列(Self-similarity matrix: SSM)によって検出される.隣接するbin間の境界の強さを表す時系列データが与えられ,隣接するbinをボトムアップに反復的に併合していくことで,最終的にタイムスパン・セグメンテーションに対応する系統樹...

    情報処理学会

  • 音楽音響信号の階層的クラスタリングを用いたGTTMタイムスパン木の抽出法について

    澤田, 隼, 竹川, 佳成, 平田, 圭二 第80回全国大会講演論文集 2018 (1), 173-174, 2018-03-13

    ...)を音楽音響信号に直接適用してタイムスパン木を獲得する方法について述べる.GTTMの分析の結果得られるタイムスパン木は,楽曲内の相対的な重要度を二分木で表すことができる.これは楽曲の構造の記述にとどまらず,楽曲の構造の操作を可能にするものであるが,その分析対象は楽譜に書かれた楽曲に限られていた.本稿ではスペクトログラムの階層的クラスタリングによって得られたタイムスパン・セグメンテーションに対応する系統樹...

    情報処理学会

  • マイクロサテライトを用いた琉球豚の遺伝的多様性と遺伝的構造

    髙田 勝, 田原 岳, 天野 卓, 野村 こう, 高橋 幸水, 古川 力, 秋篠宮 文仁 日本養豚学会誌 55 (1), 12-20, 2018-03-09

    ...遺伝的距離にもとづく系統樹からは,AG (B) はAG06と近縁であり,AG (W) はAY06と近縁であることが示され,これらを含む琉球豚は中国系とクラスターを形成した。遺伝的構造の解析からも,琉球豚は中国豚と共通する祖先に由来することが示されたが,AG (B) とAG (R) はバークシャー種と共通する祖先集団由来の遺伝子を有すると推察された。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献13件

  • 植栽年代の異なるクヌギ人工林の遺伝的組成 : 大陸産種苗植栽の可能性

    齊藤, 陽子, 瀬戸, 康弘, 井出, 雄二 東京大学農学部演習林報告 (137-138) 65-75, 2018-03

    ...葉緑体の(δμ)2に基づき近隣結合法により作成した系統樹では,大陸と日本の2つのクレードが形成されたが,その中間に位置する人工林もあった。ハプロタイプの多様度は,高齢林より壮齢林で高い傾向があった。これらのことから,地域によっては1960年代前後でクヌギ人工林の遺伝的特性が異なり,韓国産種苗がそれにかかわっていた可能性があることが示唆された。...

    日本農学文献記事索引 HANDLE Web Site ほか1件

  • 沖積平野を対象とした地形分類の問題点

    小野 映介 日本地理学会発表要旨集 2018s (0), 000018-, 2018

    ...の概念に至った.系統樹によって地形面>地形帯>微地形を捉える階層区分は,地形発達過程を考慮したものとしては,現時点で最も矛盾の少ない分類手法の1つである....

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  • 22. 病原性放線菌<i>Nocardia</i>属からの新規天然物の探索:動物細胞との共培養法等(口頭発表の部)

    原 康雅, 荒井 緑, 原 昇子, 小林 菜摘, 當銘 一文, 小松 かつ子, 矢口 貴志, 石橋 正己 天然有機化合物討論会講演要旨集 60 (0), 127-132-, 2018

    ...共培養法 1) 動物細胞との共培養法の条件設定  千葉大学真菌医学研究センターが保有する基準株を含む76種のNocardia 属放線菌のドラフトゲノムの解析を行い,感染因子として報告のあるnocobactin NA生合成遺伝子の特定のドメイン配列を指標に系統樹を作製し,6種を選別した.Nocardia属は人体に感染した際,マクロファージによる補食を受ける.そこで共培養に用いる動物細胞は,感染初期の状態...

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  • SSRマーカーを利用した‘万願寺とうがらし’(Capsicum annuum L.)の親子関係分析

    三村, 裕, 南山, 泰宏, 久保, 中央 京都府農林水産技術センター農林センター研究報告. 農業部門 = Bulletin of the Agriculture and Forestry Technology Department, Kyoto Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Center. Agriculture Section (39) 1-7, 2017-03

    ...トウガラシ属アニューム種の‘万願寺’、‘伏見’、‘CW’、‘LS2341(マレーシア原産)’、およびトウガラシ属キネンセ種の2品種の間で多型のあった93個のSSRマーカーから進化系統樹を作成した。その結果、アニューム種の4品種とキネンセ種の2品種は2つのクラスターに明確に分かれた。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • マメ科マメ亜科インゲンマメ連の新属<i>Harashuteria</i>

    大橋一晶, 那谷耕司, 大橋広好 植物研究雑誌 92 (1), 34-43, 2017-02-20

    ...</p><p> 本研究は <i>Shuteria hirsuta </i>の分類上の不安定な位置を検討するために <i>S. hirsuta </i>とその近縁種の分子系統解析を行い,その結果に基づいて系統樹 (Figs. 2, 3) を作成した....

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  • 日本産エリユスリカ亜科33属の遺伝的関係について

    河合, 幸一郎, 斉藤, 英俊, 阿武, 択磨 陸水學雜誌 78 (1), 45-50, 2017-01

    ...そこで,本研究では,日本各地で採集したエリユスリカ亜科33属の遺伝子系統樹を作成し,形態的・遺伝的関係を考察した。その結果,形態的に近縁な属が遺伝的にも近い傾向が窺える一方,形態的に同じグループに属する属でも遺伝的には遠い場合もあり,これは平行進化による収斂が起こった可能性を示唆する。さらに,本亜科の海域への進出は一度ではなかったことが示唆された。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • ため池ユスリカ幼虫標本をDNA配列から種に区分する

    高村, 健二, 上野, 隆平, 今藤, 夏子, 大林, 夏湖 陸水學雜誌 78 (1), 35-43, 2017-01

    兵庫県南部のため池20面から採集したユスリカ幼虫標本についてミトコンドリアDNA COI領域の塩基配列から標本の属する種を区分した。すなわち,陸水域ユスリカ群集に対するDNAバーコーディングの初めての試みとして,ため池毎のユスリカ種数を求めた。池により0~21種,底質からは0~15種,水草からは3~16種が確認された。標本数が多いほど種数が多い傾向が認められた。全確認種数は72種であり,学名が確…

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 山形県酒田市飛島で捕獲されたニホンジネズミ(<i>Crocidura dsinezumi</i>)の採集記録と遺伝的特徴

    小城 伸晃, 中村 夢奈, 後藤 亮, 玉手 英利 哺乳類科学 57 (1), 53-60, 2017

    ...2016年に小型哺乳類調査を行い,ニホンジネズミ<i>Crocidura dsinezumi</i>を11個体捕獲した.飛島のニホンジネズミの特徴およびその由来について検討するため,他地域の標本との外部形態の比較と遺伝的解析を行った.外部形態の比較には体重,頭胴長,尾長,耳長及び後足長,全長,尾率を用いた.遺伝的解析にはミトコンドリアDNAのcytochrome <i>b</i>遺伝子を用い,最尤系統樹...

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  • ミトコンドリアDNA配列から示されたキアゲハ亜属における日本産キアゲハ独特の系統学的位置

    宮川 美紗, 原島 小夜子, 八木 孝司 蝶と蛾 68 (3-4), 121-128, 2017

    ...を描いた.その結果,日本列島集団はユーラシア大陸集団および北アメリカ集団から遺伝的に明確に区別されることがわかった.キアゲハの分子系統樹において,日本列島集団はユーラシア大陸集団と北アメリカ集団より先に分かれていた.このことは,キアゲハが,大陸から分かれた日本列島において,長期間大陸集団と交流なく隔離されていたことを示唆している.日本列島集団と大陸集団との間で斑紋が似ていても遺伝的に離れている種が,...

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  • 学校給食で提供された刻みのりによるノロウイルス食中毒

    宗村 佳子, 木本 佳那, 小田 真悠子, 奥津 雄太, 加藤 玲, 鈴木 康規, 齊木 大, 平井 昭彦, 秋場 哲哉, 新開 敬行, 貞升 健志 食品衛生学雑誌 58 (6), 260-267, 2017

    ...からノロウイルス(NoV)GIIが検出された.刻みのり31検体が検査に供されたが,このうち7検体(22.6%)がNoVGII陽性となった.刻みのり7検体と4事例に由来する患者20検体のNoV ORF1/2ジャンクション領域302塩基の配列は一致し,その遺伝子型はGII.17であった.また,次世代シークエンサーによる解析により,患者検体からほぼ全長(7,420塩基)のNoV塩基配列が得られたが,同株は系統樹解析...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか3件 被引用文献3件 参考文献3件

  • ガン細胞に見るクローン増殖と適応進化

    荒木 希和子, 福井 眞, 杉原 洋行 日本生態学会誌 67 (2), 169-180, 2017

    ...この遺伝的変化の時間的進行は、クローン性進化の分岐構造として、系統樹のような分岐図として示すことができる。組織内でのガン細胞の空間的遺伝構造は、組織内や成育地内で環境の不均一性とサブクローンの限られた分散距離を反映し、サブクローンがパッチ状に分布した構造になっている。このように、細胞レベルのクローン性の特性を生物のクローン性と比較することで、両分野に新たな研究の進展をもたらすことが期待される。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • ミトコンドリア遺伝子による4種のアフリカ産アゲハチョウの系統関係

    関村 利朗, 松原 あゆみ, 蘇 智慧 蝶と蛾 68 (2), 46-52, 2017

    ...アゲハチョウ属(<i>Papilio</i>)の分子系統樹を作成するにあたっては,本研究で得られた10種のチョウの塩基配列データの他に20種類の<i>ND5</i>,<i>COI</i> と<i>COII</i> 遺伝子データを米国国立生物工学情報センター(NCBI)から取得して利用した.特に,本研究ではアフリカと東・南アジア(日本を含む)地域に生息するチョウのベーツ擬態...

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  • シアノバクテリアの補色応答の多様性

    広瀬 侑, 池内 昌彦, 浴 俊彦 PLANT MORPHOLOGY 29 (1), 41-45, 2017

    ...補色的に調節される光応答(補色順化)の分子機構の多様性について解析を進めている.これまでの解析により,シアノバクテリア門において,補色順化が緑・赤色光感知機構を持つフィトクロム様受容体に制御されていること,補色順化のシグナル伝達経路が2種類存在すること,光色調節を受ける光合成アンテナ遺伝子セットは4種類以上存在することを明らかにしている.さらに,これらの光色感知機構の分布は16Sリボソーム配列に基づく系統樹...

    DOI Web Site Web Site 参考文献33件

  • パン欠片中のパン酵母Saccharomyces cerevisiae のDNA分析

    長野 宏子, 村山 美穂, 井上 英治, 鈴木 徹 一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集 69 (0), 99-, 2017

    ...③マイクロサテライト6領域をPCR後、DNAシークエンサーで遺伝子型を決定し、系統樹は、アリル頻度のデータからCavalli-Sforzaの最尤法により作成した。<br><br><b>結果</b> 焼く、蒸気及び揚げる等の加熱調理したパン試料全てで、マイクロサテライト領域の遺伝子型を決定でき、処理の有無に関わらず同じ株は同じクラスターに位置した。...

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  • 2倍体オニヤブソテツの交配様式の進化について

    今井 亮介, 津田 吉晃, 松本 定, 海老原 敦, 手塚 あゆみ, 永野 惇, 綿野 泰行 日本森林学会大会発表データベース 128 (0), 510-, 2017

    ...中立と仮定できる2299SNP遺伝子座をもとに、祖先型と考えられる南方型に対する北方系統内の各性表現型(自殖性の強いM型、自殖性の低いS型)の関係を、NetStruct解析および集団系統樹を用いて評価した。その結果、M型の集団が北方系統の集団の基部に位置し、S型は派生的な枝の一つに位置することが明らかになった。...

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  • 韓国産カラタチゴケ属(カラタチゴケ科,子嚢菌門)の2 新種

    文 光喜, A. Chorong, 韓 定殷, 柏谷博之 植物研究雑誌 91 (suppl), 376-387, 2016-12-23

    ...</p><p> カラタチゴケ属地衣類は地衣体の形態変異が大きく,類縁種との区別が困難である場合が多い.今回記載した2 種については,核リボゾーム遺伝子スペーサー領域(nrDNA ITS) の塩基配列に基づく最尤法による系統樹を作成して近縁種との関係を検討した.その結果,ここで記載した2 種は共に,近縁種とは独立したクレードを形成し,既知種とは異なることが示唆された.</p>...

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  • 下水及びイヌから検出されるコブウイルスの遺伝子解析

    山下, 照夫, 安達, 啓一, 伊藤, 雅, 廣瀬, 絵美, 中村, 範子, 尾内, 彩乃, 安井, 善宏, 小林, 慎一, 皆川, 洋子 愛知県衛生研究所報 (66) 10-19, 2016-03

    ...系統樹解析の結果、AiV-Aは4つの系統が同じ年に検出されたが、AiV-Bは1株を除き、全て2008年に中国で検出されたChshc7株に近縁であった。AiV-Bが我が国に流行している可能性がある。また、イヌ342頭中41頭(12.0%)の糞便からCKV遺伝子が検出された。系統樹解析の結果、これらは2つのグループに分かれ、1グループは下水から検出されたものと良く似た配列であった。...

    日本農学文献記事索引 Web Site 医中誌

  • 方言系統地理学 : 歴史言語学から列島形成史へ

    かりまた, しげひさ, Karimata, Shigehisa / 狩俣, 繁久 国際琉球沖縄論集 (5) 1-13, 2016-02-29

    ...琉球列島全域の言語地理学的な調査の資料を使って、構造的比較言語地理学を基礎にしながら、音韻論、文法論、語彙論等の基礎研究と比較言語学、言語類型論、言語接触論等の応用研究を融合させて、言語系統樹の研究を行なえば、琉球列島に人々が渡来、定着した過程を総合的に解明できる。言語史研究の方法として方言系統地理学を確立することを提案する。...

    機関リポジトリ HANDLE Web Site

  • ため池ユスリカ幼虫標本をDNA配列から種に区分する

    高村 健二, 上野 隆平, 今藤 夏子, 大林 夏湖 陸水学雑誌 78 (1), 35-43, 2016

    <p> 兵庫県南部のため池20面から採集したユスリカ幼虫標本についてミトコンドリアDNA COI領域の塩基配列から標本の属する種を区分した。すなわち,陸水域ユスリカ群集に対するDNAバーコーディングの初めての試みとして,ため池毎のユスリカ種数を求めた。池により0~21種,底質からは0~15種,水草からは3~16種が確認された。標本数が多いほど種数が多い傾向が認められた。全確認種数は72種であり,…

    DOI Web Site 参考文献28件

  • ニホンザル地域個体群の遺伝的構造:地域個体群の成立年代推定

    川本 芳, 川本 咲江, 森光 由樹, 赤座 久明, 六波羅 聡 霊長類研究 Supplement 32 (0), 49-49, 2016

    ...ミトコンドリアDNA(mtDNA)非コード領域(939 bp)の塩基配列を145試料で比較し、ベイズ法を用いて系統樹分析を行った。年代推定ではふたつの事前年代推定値を外挿し、ソフトウェアBEASTにより各地の個体群の共通祖先(MRCA)配列の派生年代を推定した。【結果】シミュレーションで描いたコンセンサス樹形図は、主幹の先に異所的個体群が配置される典型的なDeep Gene Treeになった。...

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  • 養殖カンパチで発生している<i>Vibrio harveyi</i>感染症

    南 隆之, 岩田 一夫, 嶋原 佳子, 湯浅 啓 魚病研究 51 (1), 1-7, 2016

    ...また,<i>topA</i>と<i>mreB</i>との塩基配列を連結して系統樹を作成したところ,<i>V. harveyi</i>に同定された。分離細菌は感染試験により,カンパチに病原性が確認された。分離株を用いたホルマリン不活化菌体でカンパチを免疫して攻撃実験を行った結果,対照区と比べ免疫区は有意に死亡率が低かった。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献10件

  • 日本列島における第四紀の昆虫相変遷の解明

    林 成多 第四紀研究 56 (2), 25-35, 2016

    ...中期更新世初頭には絶滅したと考えられる.特に化石記録の豊富なネクイハムシ亜科(コウチュウ目ハムシ科)について研究を行った結果,現生種の化石記録には,鮮新世〜前期更新世まで遡る「古い現生種」と中期更新世に出現する「新しい現生種」の存在が明らかになった.絶滅種の記録も含め,ネクイハムシ相の変遷を時代ごとに区分した.現在のネクイハムシ相がほぼ完成した時期は中期更新世以降である.また,現生種の化石記録を基に,分子系統樹...

    DOI Web Site 参考文献8件

  • 日本産エリユスリカ亜科33属の遺伝的関係について

    河合 幸一郎, 斉藤 英俊, 阿武 択磨 陸水学雑誌 78 (1), 45-50, 2016

    ...そこで,本研究では,日本各地で採集したエリユスリカ亜科33属の遺伝子系統樹を作成し,形態的・遺伝的関係を考察した。その結果,形態的に近縁な属が遺伝的にも近い傾向が窺える一方,形態的に同じグループに属する属でも遺伝的には遠い場合もあり,これは平行進化による収斂が起こった可能性を示唆する。さらに,本亜科の海域への進出は一度ではなかったことが示唆された。</p>...

    DOI Web Site 参考文献7件

  • <i>Salmonella</i> Nagoyaによる搾乳牛下痢症の集団発生

    福田 昌治, 荒井 理恵, 吉田 輝美, 柿沼 清市, 近  真理奈 日本獣医師会雑誌 69 (10), 597-603, 2016

    ...本事例は牛においてSNの病原性が示された初めての報告と考えられた.今回の発生要因として,暑熱,泌乳・分娩等のストレス及び飼料給与内容の急変によるルーメン内環境の変化が考えられた.本事例分離SN株と県内で過去に分離された人,牛及びアライグマ由来株をパルスフィールドゲル電気泳動(PFGE)に供したところ,本事例分離株はすべて同一のPFGEパターンを示したが,人,牛及びアライグマ由来株とは異なっており,系統樹...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献9件

  • ウェブデザインの体系的分類に関する研究

    村井 貴 日本デザイン学会研究発表大会概要集 63 (0), 160-, 2016

    ...本研究では企業や団体組織のウェブサイトの中から、特にマイルストーンとなったものを対象とし、それぞれの特徴を浮き彫りにしながら分類し、系統樹を創出することを試みる。系統樹は枝分かれの位置、枝の高さや長さの違いによって、扱うテーマを分かりやすく可視化できるインフォグラフィックスの一種である。本研究では系統樹創出という切り口で、ウェブデザインの分類に迫る。本稿では研究の前段階である、研究構想を提示した。...

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  • 旧世界ザルにおけるサルレトロウイルスの内在化に関する進化系統解析

    池田 昌輝, 遠藤 俊徳, 長田 直樹 霊長類研究 Supplement 32 (0), 59-59, 2016

    ...解析は、系統樹作成や同義置換率と非同義置換率の計算を行った。マルチプルアライメントの結果から、旧世界ザルのゲノムに存在する一部のSERVは、全てのタンパク質をコードしている状態でゲノム上に存在していることがわかった。また、得られた系統樹から、SRVとSERVは2つのクラスターに分かれていることもわかった。...

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  • マカク属霊長類の集団エキソーム解析によるニホンザルの集団遺伝学的解析

    郷 康広, 辰本 将司, 豊田 敦, 今井 啓雄, 平井 啓久, 山森 哲雄, 伊佐 正, 藤山 秋佐夫 霊長類研究 Supplement 32 (0), 49-49, 2016

    ...さらに、系統樹による解析結果から、ニホンザルは、アカゲザル2群が分岐するよりも前に分岐したことが明らかになり、また、ニホンザルの種内においては、地域個体群ごとにクラスターを形成することも分かった。...

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  • ニホンジカによる植生衰退が土壌微生物群集の機能的多様性に及ぼす影響

    平尾 聡秀, 藤井 正典, 山田 利博 日本森林学会大会発表データベース 127 (0), 561-, 2016

    ...また、分子系統樹に基づいて、各分類群の機能プロファイリングを行い、土壌微生物群集の機能的多様性を推定した。本講演では、これらのデータに基づいて、植生衰退が土壌微生物群集の機能的多様性に及ぼす影響を議論する。...

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  • Real-time PCRおよびnested PCR法を用いたリケッチア症迅速診断の有用性:島根県における11症例の検討

    新原 寛之, 河野 邦江, 田原 研司, 高垣 謙二, 中村 嗣, 辻野 佳雄, 村田 将, 太田 征孝, 飛田 礼子, 吉田 暁子, 千貫 祐子, 森田 栄伸 日本皮膚科学会雑誌 126 (11), 2117-2126, 2016

    ...<p>島根県はリケッチア症の侵淫地域であり,早期診断体制の確立と普及は喫緊の課題と言える.本研究では,臨床応用可能となる迅速なリケッチア症の検査体制を確立する事を目的とした.血液・皮膚組織・痂疲検体より抽出したDNAを用いて,real-time PCR法およびnested PCR法による病原体遺伝子検出を行い,系統樹解析による病原体同定を行った.2011年9月から2014年8月までにリケッチア症疑い...

    DOI Web Site 医中誌

  • タンザニア北東部産Rice yellow mottle virusの解析

    鵜家, 綾香, Naswiru Tibanyendela, 夏秋 啓子, 関谷 信人, 大泉 暢章, Ayaka, Uke, Keiko T. Natsuaki, Nobuhito Sekiya, Nobuaki Oizumi 東京農業大学農学集報 60 (3), 116-126, 2015-12

    ...さらに系統樹から,S4-mk分離株はケニアの西南地域からタンザニアの北東部において広がっている分離株であることを示した。系統樹において単一のクラスターを形成した一方,S4-mk分離株と他のS4型分離株(S4-lv,S4-lm,S4-mg)間のアミノ酸配列で,96%以上の高い相同性を示した。...

    機関リポジトリ 日本農学文献記事索引 Web Site

  • 系統樹による二値データの階層化と共通特性の算出

    松森 智彦 文化情報学 11 (1), 1-9, 2015-11-05

    ...近代物産誌の村落ごとの産物記載の有無を1・0データとし、距離行列に基づいた系統樹を作成、産物構成から見た村落の階層化を行う。距離行列にはJaccard距離を、系統樹の作成法にはBME基準によるFastMEを用いた。作成された系統樹の理解のために、得られた系統樹と入力データの属性を対応付ける方法(共通特性の算出)を考案した。...

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • 日本系サケの遺伝的個体群構造

    佐藤, 俊平, 浦和, 茂彦 水産総合研究センター研究報告 (39) 21-47, 2015-03

    ...各個体群のアレリックリッチネスおよびヘテロ接合度の観察値と期待値の平均をそれぞれ計算し,その遺伝的変異性を調べるとともに,近隣結合法による系統樹の作成,分子分散分析による地理的階層性の推定,pairwise F STによる遺伝的分化の推定等を行った。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • SSRマーカーによるモモの系統解析

    辻本, 誠幸, 西野, 精二 奈良県農業研究開発センター研究報告 (46) 15-18, 2015-03

    ...現在の主要栽培品種とは来歴の異なる可能性のある,県内で栽培されている‘黒田桃’に関しては,系統樹上では現在の主要栽培品種群とは少し異なる場所に位置づけられ,遺伝的背景がやや異なる可能性が示唆された。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • グラフスペクトル解析を用いた平行座標系の軸縮約

    能野 琴, ウー シャンユン, 渡辺 一帆, 高橋 成雄, 藤代 一成 画像電子学会誌 44 (3), 447-456, 2015

    ...する.具体的には,以下のような処理を行う.まず,軸をノードとして,各軸同士の相関係数を類似度と考えて,完全グラフを構築する.ただし,類似度がある閾値未満である場合は当該エッジを削除する.次に,こうして得られたグラフに対し,グラフスペクトル解析を用いて各軸の位置を1次元数直線上に写像し,得られた座標軸の順番に平行座標軸を並び替える.その後,写像した1次元数直線上において,最近接する軸の併合を順次行い,系統樹...

    DOI Web Site

  • MHCクラスI遺伝子におけるペンギン科7種の分子進化学的解析

    吉川 枝里, 津田 とみ, 細道 一善, 津田 道雄, 猪子 英俊, 木村 彰方, 成瀬 妙子, 村田 浩一 Major Histocompatibility Complex 22 (3), 156-163, 2015

    Penguins represent unique morphology and inhabit widely in the Antarctic and the Sub-Antarctic Islands. They have adapted for ecologically diverse environments from Antarctic zone to subtropical …

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 解毒代謝酵素GSTM1の遺伝子全長欠失多型はヒト-チンパンジー間で独立に生じた

    齊藤 真理恵, 石田 貴文 霊長類研究 Supplement 31 (0), 54-55, 2015

    ...近隣結合法によって分子系統樹を構築した結果,チンパンジー7個体の融合スキップ配列は,ヒトの融合スキップ配列とではなく,チンパンジーの5’側スキップ配列とクラスターを形成した。このことから,チンパンジーのGSTM1欠失型アリルはヒトのGSTM1欠失型アリルとは独立に,種分化より後に生じたと考えられる。...

    DOI

  • 愛媛で生育する野生のサクラのSSRマーカーによる系統分析

    西原 寿明 日本森林学会大会発表データベース 126 (0), 308-, 2015

    ...SSRマーカーには、モモの核SSRマーカー4座及びEST-SSRマーカー8座を用い、DNAシーケンサーとGeneMapperでジェノタイピングを行ない、系統樹を作成した。比較対象として、すでに収集・分析してある、野生ヤマザクラ集団及び栽培オオシマザクラを用いた。***【結果と考察】用いた12のSSRマーカーですべての個体識別が可能であった。...

    DOI

  • C型肝硬変の夫の創傷手当が感染契機と思われるC型急性肝炎の1例

    朝井 靖二, 和久井 紀貴, 西中川 秀太, 小山 洋平, 團 宣博, 武田 悠希, 植木 紳夫, 大塚 隆文, 大場 信之, 児島 辰也, 住野 泰清, 杉山 真也, 溝上 雅史 肝臓 56 (4), 144-149, 2015

    ...されたが肝障害が遷延したため第66病日からペグインターフェロンα2a 180 μg/週が使用された.これによりトランスアミナーゼは改善し,第88病日に退院した.退院後,第93病日にはHCV-RNAの陰性化が得られた.感染源の検索のため詳細に病歴を聴取したところ,発症約3カ月前にC型肝硬変の夫が喧嘩で怪我をしその手当てをする際,夫の血液に濃厚に接触する機会があったことが判明した.両者の血清を用いて分枝系統樹解析...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献19件

  • シラカシ枝枯細菌病菌とモモせん孔細菌病菌との関係

    石原 誠, 瀧川 雄一, 楢崎 康二 日本森林学会大会発表データベース 126 (0), 188-, 2015

    ...gyrB遺伝子の分子系統解析の結果、シラカシの病原菌は系統樹上で<i>X.arboricola</i>の他の病原型とは、やや離れた位置にモモの病原型と共に同一の小クレードを形成したことから、両菌は近縁な関係にあることが分かった。...

    DOI

  • S-RNase 依存性自家不和合性遺伝子の進化系統解析から示されたバラ科祖先種における <i>S</i> 遺伝子座重複

    森本 拓也, 赤木 剛士, 田尾 龍太郎 The Horticulture Journal 84 (3), 233-242, 2015

    ...ずい側因子の S-RNase 間での自他認識機構によって決定される.リンゴやナシ,核果類などのバラ科果樹において,自家不和合性は育種や栽培の障壁となるため,古くより果樹の研究者は自家不和合性機構とその遺伝制御を解明するための研究を行ってきた.本研究では,全ゲノムワイドな <i>S-RNase</i> 遺伝子の系統解析によって,バラ科植物における <i>S</i> 遺伝子座の進化成立過程を定義した.系統樹...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献10件 参考文献46件

  • 漢字系統樹表2800

    善如寺 俊幸 JSL漢字学習研究会誌 7 (0), 37-44, 2015

    ...常用漢字,旧日本語能力試験4〜1級漢字を含む2800余字から成る「漢字系統樹表2800」(漢字2800字の関係図表)を提示し(会誌第7号付録「漢字系統樹表2800」を参照),その仕組みや見方さらには意義,利用法などについて述べる。...

    DOI Web Site

  • 2012/2013シーズンに検出されたノロウイルスの遺伝子解析

    寺嶋, 由佳理, 薦田, 博也 香川県環境保健研究センター所報 = Annual report of Kagawa Prefectural Research Institute for Environmental Sciences and Public Health (13) 77-80, 2014-12

    2012/2013シーズンは、全国でノロウイルスによる胃腸炎の患者数が増加し、香川県でも感染性胃腸炎の患者数が12月中旬頃には定点当たりで全国2位となるなど急激に増加した。また、全国の感染症事例や食中毒事例からノロウイルスGII/4変異株が検出されたとの報告があった。香川県内にノロウイルスGII/4変異株が浸淫しているかを確認するため、感染症発生動向調査事業で、感染性胃腸炎で搬入された検体からノ…

    日本農学文献記事索引 Web Site 医中誌

  • イシダイから単離されたMHCクラスIとβ2ミクログロブリンの性状

    Nikapitiya, C., Jung, S.J., Jung, M.H., Song, J.Y., Lee, J., Lee, J.H., Oh, M.J. 魚病研究 49 (3), 93-112, 2014-09

    ...RbMHCは,分子系統樹解析では既知のMHCクラスI Z/ZE lineageの近傍に位置付けられ,アミノ酸配列やモチーフは非古典的MHCよりも古典的クラスIにより似ており,マダイイリドウイルスの感染により有意に発現量が増加した。このため,RbMHCはZ/ZE lineageに属する新たな古典的クラスIであることが示唆された。...

    日本農学文献記事索引

  • 長野県白駒池に生息する<i>Botryococcus braunii</i>の脂質生産特性

    須崎 泰弘, 二木 功子, 渡邊 琴文, 福島 和夫, 朴 虎東 陸水学雑誌 75 (3), 161-171, 2014

    ...脂質分析及び遺伝子解析の結果から,本種はA raceに分類されること,遺伝子解析の系統樹からは,山中湖から分離された<i>B. braunii</i> Yamanakaに近いことがそれぞれ判明した。両湖は,冬季に結氷するような寒冷な環境であるという共通点がある。したがって,これらの株は寒冷な気候に適応した特性を持つのではないかと考えられた。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献21件

  • 埼玉県入間地域の里山を構成するコナラの遺伝的多様性

    齊藤 陽子, 河原 渉, 康 才明, 高橋 俊守, 大久保 悟, 井出 雄二 日本森林学会大会発表データベース 125 (0), 600-, 2014

    ...また、集団間の系統樹では成木-実生の17ペアのうち10ペアが同じクレードに入った。一方、周辺樹林地の分布と多様性との間には関係がなかった。以上より、当該地域の里山はコナラの高い遺伝的多様性の保持の場として働いているが、将来的には遺伝子流動の制限により遺伝的多様性の減少と集団間分化が進む可能性があることが示唆された。...

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