4季ぶりに1部へ昇格した名門に34人の新戦力が集まった。板井良太監督が「将来はFWの核になれる」と期待するのがFL川崎龍清。盛岡工高では花園出場はならなかったが、新日鉄釜石黄金時代のメンバーで、昨季まで同高を率いた小笠原常雄監督に鍛えられた。
体を張った激しいプレーとボールセンスが持ち味。他校からも誘われたが「高1から熱心に誘ってくれたのが板井監督だった」と決断した。
FL益崎太暉(佐賀工)は機動力とタックルが光る。指揮官が「気持ちの強さは抜群」と評するLO徳永裕太(帝京八王子)、川崎とともに、FWに将来のチームを支える好素材がそろう。
FB小出惇矢(関東学院六浦)は、7人制女子日本代表でリオデジャネイロ五輪に挑む小出深冬(東京学芸大3年)の弟。姉譲りのアタック能力で、すでに一軍戦も経験している。 (吉田宏)