完了しました
【ロンドン=池田慶太】アイルランドのミホル・マーティン首相(62)は17日、辞表を提出し、後任にレオ・バラッカー副首相(43)が就任した。バラッカー氏は2017年に同国最年少38歳で首相に就任後、約3年間務めており、再登板となる。
共和党の党首を務めるマーティン氏は20年6月、バラッカー氏率いる統一アイルランド党、緑の党との連立政権発足にあたり、22年12月に首相を入れ替わることで合意していた。マーティン氏は、新内閣の副首相と外相、国防相を兼務する。
バラッカー氏は父がインド人医師、母がアイルランド人看護師で、前回就任時は同国初のインド系首相だった。英国のリシ・スナク首相もインド系で、歴史的つながりの深い両国でそろってインド系のリーダーが誕生した。バラッカー氏は同性愛者を公表していることでも知られる。