秋場所で前相撲行われず 1人だけの新弟子合格者不参加で取り組み成立せず

秋場所の新弟子検査は受検者が1人だけだった=東京・両国国技館で2020年9月8日(日本相撲協会提供)
秋場所の新弟子検査は受検者が1人だけだった=東京・両国国技館で2020年9月8日(日本相撲協会提供)

 両横綱の休場でまれに見る大混戦となった大相撲秋場所。盛り上がる幕内の土俵の一方で、新弟子が次の場所で番付に載るための「前相撲」が行われなかった。

 前相撲は、新弟子検査合格者のしこ名が初めて載る序ノ口の番付を決めるもので、序ノ口取組前に行われる。秋場所前の新弟子検査での合格者が同志社大出身のバットトクトホ・トゥルトクトホ(23)=モンゴル出身、伊勢ノ海部屋=の1人だけで、興行ビザの関係で前相撲が11月場所以降になることに加え、今場所で前相撲を取る力士が番付外に落ちていた式秀部屋の黎大(れおん)のみだったため、取組が成立しなかった。休場続きで番付外に落ちた力士も、本来なら再び番付に載る「再出世」のために前相撲を取る必要があるが、黎大は前相撲をへることな…

この記事は有料記事です。

残り494文字(全文823文字)

あわせて読みたい

アクセスランキング

現在
昨日
SNS

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月